彼氏彼女の作り方、なんていうと料理のレシピみたいですが、いわゆるHOWTOに関することはどんなに小さなことでも案外知りたいものです。自分のやり方は身についていますから改めて確認する必要はありませんが、人がどうやってやっているか、さらに恋愛に関することになるとかなり興味が沸きますよね。これが正解、と言う方法もない代わりに、まさか!と思うようなことでも成功してしまったりするものです。



私の同僚に彼氏いない歴が年齢、という女の子がいます。決して器量がいいほうではないのですが、スタイルがよくて笑顔がとてもステキな女性です。なぜ今まで彼氏がいなかったのか、と聞くと、ずっと女子高(幼稚園から大学まで)で育ってきたから男性との接し方がよくわからない、というのです。アルバイトとかで知り合ったりしなかったのか、と思ったのですが最近では珍しくアルバイトの経験がなかったんだそうです。



まあ幼稚園から一貫教育を受けられるようなお宅だということは、恋愛についても厳しい面があるのでしょう。現に20代後半になった今でも実家暮らしで門限があるのです。実家暮らしはともかくとして、門限・・・。日が変わらないうちに帰りなさい、程度なら理解できるのですが彼女の門限はなんと21時なのです。世間一般でいえばアラサーにはいる女性の門限が21時とは。最初に聞いたときは驚きましたし、そんな女性がなんでうちの会社で働いているのか、も甚だ疑問でした。



それを聞くとなると込み入った話になってしまいますので避けていますが、先日一緒にランチをした時に聞いたのは「彼氏とか男友達をどうやって作ったらいいのか、そもそも作り方がわからない」というのです。彼氏とか彼女とかに作り方なんてあったのかな・・・と思いましたが、何もわからない同僚にとってみれば作り方として本にでもまとめてもらえれば、その通り実践するのに、ということなのでしょう。



その気持ちもわからないではないのですが、何にも染まっていない新しい時に最高の恋愛をする、それって人生で二度と経験できないお楽しみですよね。何もわからないからたくさん失敗もしますが、だからこそ後で振り返ったときに一番面白かったり恥ずかしかったりするんです。それを飛び越えて、彼氏という存在だけ作ってしまうのはなんだかもったいないなあ、という気持ちになりました。



というわけで今日の一曲は 

HOW TO GO/くるり

です。人生の進み方に正解なんてありませんね。いつかは想像を超える日が待っているそうですよ。




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