阿久津皇のブログ -3ページ目

弦巻の騒動で思うこと2

 世田谷だけでなく、首都圏の各自治体でも高い放射線量が報告されています。どれも、住民が通報して自治体が確認するという構図です。


 一方で、前例のない状況や不正確な情報もあり自治体の対応も様々で、文部科学省は、「測定方法や除染などについてのガイドラインをつくる方針を示し(朝日新聞、10月18日)」ました。

http://www.asahi.com/national/update/1018/TKY201110180220.html?ref=rss


 船橋市内の「ふなばしアンデルセン公園」では「市議を中心とする市民グループ」が5.82μSv/時を検出しましたが、同地点を市が測定した際には0.91μSv/時でした。高い数値ではあるので表土を除去して数値は下がったようですが、数値が大幅に異なったことについて、市は「使用機器は同じタイプ。測定方法などを聞き取り確認したい(時事通信、10月14日)」とのことです。

http://www.jiji.com/jc/q?g=eqa_30&k=2011101400006


 同公園は、「14日は約2000人の入園予約があったが、キャンセルが相次ぎ、入園者数は約900人にとどまった。(時事通信、10月14日)」そうです。

http://www.jiji.com/jc/zc?key=%a4%d5%a4%ca%a4%d0%a4%b7%a5%a2%a5%f3%a5%c7%a5%eb%a5%bb%a5%f3%b8%f8%b1%e0&k=201110/2011101400739


 横浜市では、福島の事故で放出されたとみられるストロンチウムが検出されています。港北区の男性が「自宅マンション屋上の堆積物を民間検査機関に持ち込んで調べ(東京新聞、10月15日)」たことが発端で、情報提供から3週間近く放置されていたことが問題となっています。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20111015/CK2011101502000049.html


 葛飾区でも、「葛飾の市民団体 231カ所線量調査 56地点で高濃度(東京新聞、10月14日)」の放射線が検出されました。区は、「事実とすれば、高いという印象だ。民地も含めてくまなく測定するのは現実的に困難だが、道路など、多くの方が利用する公共施設から優先的に測定していきたい(同記事)」としています。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20111014/CK2011101402000022.html


 同記事内では吉川方章さん(東京都学校生活協同組合理事長)が市民団体の代表となっていますが、中村しんご葛飾区議(共産党)のHPにも「葛飾『青空の会』の代表」とあります。いずれにしても、反原発(であろう)団体による数値なので、「事実とすれば」というコメントになるのでしょうか。

http://www.cpi-media.co.jp/jcp-katusika/giin/nakamura/sin0110.htm  


 一方で、荒川区は放射線の独自測定をしていません。下記記事内の理由については想像の範囲を超えませんが、東京都、および区内にある首都大学東京による測定データを掲載しています。

「荒川区だけ 放射線独自測定せず 区長 東電と“密接”な関係?(東京新聞、10月15日)」

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011101502000057.html

荒川区HP

http://www.city.arakawa.tokyo.jp/

弦巻の放射線騒動で思うこと

 皆様よくご存知かと思いますので詳細は省きますが、今月12日の区長記者会見で、弦巻の民家から2.707μSv/時という高い放射線量が計測されたと発表されました。


 ところが、翌13日には民家の床下から発見された夜光塗料であろうビンから発せられるラジウムが原因であり、福島の原発事故とは無関係であることが発表されました。


 その間、現場には報道が殺到し、全国のニュースやワイドショーで、あたかも福島の事故による放射能の拡散かのように報道されました。 

「東京・世田谷で高い放射線量、雨で運ばれ蓄積か(読売新聞、10月12日)」

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111012-OYT1T01052.htm

「東日本大震災:空間放射線量、東京・世田谷の道路で2.7マイクロシーベルト(毎日新聞、10月13日)」

http://mainichi.jp/select/weathernews/archive/news/2011/10/13/20111013ddm041040177000c.html


 区長も、原因が特定されていない段階で、以下のように発言しています。「原因等はよく分かりませんが、雨水が屋根から流れ落ちるような一定のところに集中したのではないかと予想しています。(区長記者会見、10月12日)」

http://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00036278.html


 今回の騒動が福島の事故と無関係であったことでホッと胸をなでおろしていますが、新たな風評被害となったことは間違いありません。不正確な情報提供は無用な不安を煽る結果となるので、気を付けていただきたいと思います。


 ちなみに、情報を提供されたのは「放射能問題に取り組む市民団体の方」だそうです。これからは、行政サービスを補完すべく、地域や市民団体と行政との連携は不可欠になると思います。

http://www.momono-yoshifumi.net/?p=761

靖国神社に参拝して参りました

 最高気温33度という酷暑の中、午後2時過ぎの靖国神社周辺は参拝者や様々な団体で人が溢れていて、15分ほど並んでようやく参拝できました。若い人たちも沢山参拝しており、先人たちへの感謝を忘れない日本人が多いことに改めて心強く思いました。


 本日8月15日は終戦記念日とされていますが、国際的にはポツダム宣言に調印した9月2日を終戦の日(戦勝の日)としています。日本がポツダム宣言の受諾を通告したのは8月14日、大本営が軍に戦闘行動の停止を命令したのは8月16日でした。それらの日ではなく玉音放送をもって終戦としているのも日本人ならではの感性ですね。


 次の首相に最も近いと思われる野田財務大臣は、平成17年に当時の内閣に提出した質問主意書で「全ての戦犯の名誉は法的に回復されており、A級戦犯が合祀されていることを理由に総理大臣の靖国神社に反対する論理はすでに破綻している」としていて、本日の会見でも「私が出した質問主意書なので、基本的に考えは変わらない」と仰いました。


 今の豊かな社会は先人たちの犠牲のお蔭です。総理大臣が堂々と慰霊できるようになると良いですね。