新しい年が明けました。
 昨年は「災」の年でしたが、今年もあくつ広王は品川区民の皆様の生命を守るため全力で働いてまいります!

 どうしても今年、実現したいのが「防災ラジオ(戸別受信機)」の導入と配布です。


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 現在、品川区では、地震や水害などの災害が発生した際に、区に設置される災害対策本部から、防災行政無線を使用して屋外スピーカーから区民の皆様に災害情報などをお知らせしています。
 例えば、目黒川の水位が上がった時、また光化学スモッグの発生時に注意を呼びかけたり、選挙の際に投票を呼びかける放送でお馴染みかと思います。
 ちなみに意外と知られていませんが、夕方、定時に街中に流れる音楽は、時間を知らせると共にスピーカーの点検を毎日行う意味もあります。
 防災行政無線は、正確でスピーディな災害情報を全区に呼びかける手段として非常に有効な情報伝達手段です。

 しかし防災行政無線には一つ大きな問題があります。
 東日本大震災が発生した際も屋外スピーカーから災害情報が放送され、私も屋外でそれを聞きましたが、音がこもって何を言っているのかよく聞き取れませんでした。
 以前から多くの区民から、「よく聞こえない」、「聞き取りにくい」、「窓を閉めているとほとんど聞こえない」などのご意見が届いています。
 特に最近のマンションは密閉性・保温性を高めるため、壁や窓が外からの音をほとんど遮断するつくりとなっており、住人の方からは「イザという時に不安だ」とのご意見を多数頂いております。

 品川区議会公明党は平成19年から、室内で防災行政無線を受信できる防災ラジオの提供を提案しています。
 防災ラジオは「戸別受信機」とも呼ばれ、区の発信する防災行政無線を受信すると自動的に電源が入り、無線の周波数を合わせ、音量を大きし、屋外スピーカーで流れる放送を部屋の中で聞くことができるものです。
 機種によっては、録音機能がついていて繰り返し聞くことができるタイプもあり、世帯に配布している自治体も増えてきました。
 品川区議会公明党では、メーカーと交渉してサンプル機を入手し、品川区内でも問題なく防災行政無線が受信できることを確認しています。

 防災ラジオ導入の要望に対し、品川区は「調査・研究する」という答弁をしておりますが、導入については未だ実現していません。
 自然災害はいつ起こるか分かりません。また人間の力で完全に防ぐことはできません。

 一番重要なのは、災害の際に、正しい情報を伝達して一人でも多くの生命を守ることです。
 防災行政無線屋外スピーカーを補完する重要な手段として、マンションなど密室性の高い室内で音声を聞き取れる防災ラジオを区民に提供できるよう、今年もあくつ広王は区議会で訴え抜いてまいります!