楽天は商売上手か | 元楽天出店者のブログ

楽天は商売上手か

普通の人は、楽天というとお買物する場所!と思ってますよね。
たくさんお店があって便利だな~と。
最近は野球チームなんかも盛り上がってますね。


しかしその裏で、多くの店長さんが嘆き苦しみ、
悔しさに涙してるんでございます。


私は以前通販会社で楽天店担当だった。
やっと月5万円の出店料も赤字にならなくなったころ、
ある日突然楽天は「○月から、100万円以上の売上分から2-3%頂戴します」と公布した。


店舗側は大反対(当たり前)したが、「イヤなら退店しろ」とのこと。
すでにここでほとんどの店舗が楽天に首根っこを掴まれていた。
楽天を退店したら、今までがんばって上げた売上が0になってしまう。
他に楽天ほどのモールはなかったし、独立店舗でやっていける見通しは少ない。

こうして「逃げられない」状態をまんまと作った楽天は、
以後どんどん増税していった。


有無も言わさず、それは突然公布される。


アフィリエイト始めマース(売上の1%&システム料約2500円が毎月抜かれる)
ポイント始めマース(売上の1%を毎月抜かれる)


一生懸命働いて売上を上げても、その分抜かれてしまうことがどんな事か。
しかも純利益を。


例えば売上が300万円あっても、仕入代金人件費なんかを引くと
純粋に残るお金は良くて数十万円程度だ。
仕入れの高い電化製品(80~90%)やブランド品(シャネルなんて95%)を
取り扱う店は、もっともっと低い。
それでも300万円売上げると、同様に10万円以上持っていかれる。


しかし流通額アップのための施策は、まあいい。
施策費用が全て店舗側の負担で、
楽天の腹が全く痛まないようになっている仕組みに腹が立つ。


どんなに楽天にムカついても、赤字でなければ会社としては退店できない。
利益が減っていくのを黙って見てるしかない。
まさに生かさず殺さずで金を抜いていくのが楽天流。
それを商売上手と呼ぶのなら呼ぶがいい。