イプ製作 後半戦 | フラ&タヒチアンダンス 教室 Ka pa hula o Kealaokapikake & Vaea Tahiti 新小岩、小岩、本八幡、柏

フラ&タヒチアンダンス 教室 Ka pa hula o Kealaokapikake & Vaea Tahiti 新小岩、小岩、本八幡、柏

フラ&タヒチアンダンススタジオ「カ・パ・フラ・オ・ケアラオカピカケ&ヴァエア・タヒチ」
新小岩・小岩(東京都)、柏、本八幡(千葉県)教室
主宰Shihoのプライベートブログ。スタジオの活動記録やレッスン情報、ハワイやタヒチの好きな事を書いていきます・・・

イプ製作ワークの続きです。
カットしたイプの中身は、こんな感じです。

薄皮やら種やらが盛り盛りしている中身を綺麗に取り出します。

これがなかなか重労働。
ほじっては、

捨て、

ほじっては

捨てる(笑)

先生から合格が貰えるまで、ほじり続けます(笑)
暴風で削った中身が舞い散り頭に降りかかっても作業は続きます。


でも、このワーク専用に開発したのでしょうか、専用の器具があって、これがめちゃめちゃ掘りやすい!

私はハワイでイプ製作をした事があるのですが、その時は砂浜に落ちてる流木を拾って中身を掘り出したので、全然ほじれなくて苦労しました。
このヒロ先生の器具は、底を掘る用、側面を掘る用など種類も豊富で、さすが楽器製作の専門家、よく考えられているなぁと感動しました。

ようやく掘り作業が終了した後は、
テントに戻ってカウラを編みます。平織りの4つ編みを習いました。


こういう時に器用なタイプと苦戦するタイプとに分かれますねー。

ちなみに私は、この手の作業は得意なので、苦労しません😆

カウラを編んだら、最後にククイオイルで仕上げます。

そして、ここも凄い!!!
なんと本物のククイの実を割って、オイルを抽出しました。てっきり市販のククイオイルだと思っていたので感動しました。
本当にちゃんとしたハワイアンの工程でやってくれるんですね。

石で叩いて実を割って、殻と中身に分けます。


中身の方を布に包んでイプに塗ります。

この日、朝から手にしていたイプを改めて撫でながら名前を考えます。私は考えるまでもなく、するっと降りてきました。その名は後ほど。

そして編み上がったカウラを巻いて完成です。

最後にヒロ先生にオリマハロを唱えました。

私達のハラウワークじゃないし、撤収作業で皆さんお忙しそうだったので、どうしようかなと迷っていたのですが、伝統的な貴重な製作工程をシェアして頂いた事への感謝の気持ちを伝えたかったし、クムレイナーアラならきっとオリマハロを唱えたと思うので、タイミングを見てみんなで唱えました。

ヒロ先生、こんな笑顔で見てくれてたんですね。
私、かなり緊張していたのですが、ばれてたかな?(笑)

みんなで集合写真。本当にありがとうございました。貴重な経験でした。

本来、フラダンサーは自分で使う楽器は自分で作るものなのです。お店で購入も出来ますが、自分で作るという事の価値をきっとみんなも感じてくれたと思います。

その工程が、最初から最後までちゃんとしたハワイアンスタイルであったこと、、、作るだけじゃない様々な知識を与えてくれたこと、、、本当にスペシャルな時間だったのですよ。

この日作った私のイプはこちらです。
Kaʻāinapāhoehoe
この黒い模様が、滑らかな溶岩みたいで、この名前をつけました。
ちょっと長いかな、多分パァホエホエちゃんと呼んでしまうだろうな(笑)

ヒロ先生、そしてハウマナの皆様、ショップの皆様、そして私の大切なアンティゆきちゃん、どうもありがとうございました。