○書籍「平成大特撮 1989-2019」/別冊映画秘宝編集部・編 | 悪の司令官の耳目思記(じもくしき)

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 いわゆる平成特撮史で、発行日とNDCは2019年8月8日/778.21です。

 『シン・ゴジラ』より前の平成ゴジラだと、何故か夜のクライマックスバトルが多いのは、真っ昼間に新宿都庁を挟んでキングギドラと戦った時の照明の電気代に莫大な費用が生じた結果だとは知らなかったなぁ。

 その平成ゴジラシリーズを続けていたおかげで、人材不足であった特撮に関わりたい若者が集まり、その彼らが令和となった現在、第一線で活躍しているというのは、素晴らしいなぁ。

 個人的に興味深かったのは、Vシネマ特撮史のコラムの中で、『ほんとにあった!呪いのビデオ』が特撮に分類されていること。もちろん、本物は除いて。

 よくあるのが、撮影しているビデオカメラがふいに視線を外し、再び視線を戻した瞬間、怪異が映って「キャーッ!」……っという台本通りのパターン。

 自然な流れからすると、逆なんだよなぁ。撮影しているビデオカメラがなにげなく視線を外した方向に怪異が映っているが、その時点では撮影者は気付かずに視線を戻す。しかし、その時になってさっきの方向で何かを観たような気がして、再びビデオカメラを向けてしまい……。

 言っている意味が、おわかりいただけただろうか。