巡回相談をしていて,「この先生は授業が上手だな」と直感的に思えた場合,その先生はいわゆる「気づきのアンテナ」をたくさん持っていることが多いです。

 

「一人一人の子どもたちは今どういった状態かな」

 

「この学習を分かりやすく伝えるために,具体的な例を示したり,支援が必要な子どもにはこんな手立ても施してみよう」

 

「この子どもは,とてもいい意見が書けているな。このことをたくさん褒めてあげよう!また,これを他の子どもにも紹介して,この子どもの成功体験と,他の子どもたちのやる気を高めてみよう」

 

「うーん,この進め方だといまいち分からないみたいだな。何が原因で分からなくなってきたのか,子どもの立場になって見直してみよう」

 

「次の学習への興味・関心を持続させるために,あえて今日はここまでで授業を終えて余韻を残しておこう」

 

などなど,一時間の授業の中で子どもたちに理解を促すために,常にいろいろなことに意識を張り巡らせている先生がいらっしゃいます。

 

そういった先生たちは,ごく自然にそういったことをできることが多いのですが,それはこれまでの経験と出会った先輩方からの指導のたまものなのではないかと思います。

 

子どもたちの「できた!」という喜びを求めて,そのために先生自分が「気づきのアンテナ」を増やすことで,自分自身も成長し喜びを感じられる。

 

そういった正のスパイラルで,学校全体がよくなっていくといいなと思います。

 

ほめることが上手なお母さんたちも,ほめるポイントをたくさん持っていて,これも「気づきのアンテナ」を多く持っているという視点では,力量のある先生方と同じだと思います。

 

「ここにいてくれるだけでありがとう」といつも思えれば,ほめるポイントは無限にあるのかなと素敵なお母さんたちに出会う度に思います。

 

私も先生方や保護者の方々のお役に立てるように,「気づきのアンテナ」をこれからも増やしていきたいです。