昨日9月8日、本年1月19日から開催中止が続いていた笠松競馬が開催再開となりました。
以下、経緯。

昨2020年6月、笠松競馬の調教師らが競馬法で禁止されている馬券購入をしている疑いで
岐阜県警が家宅捜査に入り、事情聴取を受けた模様。
主催者である岐阜県地方競馬組合は、捜査は警察に一任の姿勢をとっていたが、
同年7月の調教師免許・騎手免許の更新試験において、取調べを受けた

元調教師1名・元騎手3名は更新を認定されず(=不合格)、それぞれ引退の処遇となる。

競馬開催は継続していたものの、今年2021年1月に国税局から関係者の所得申告漏れの

指摘で、1月19日の開催から約8か月、開催中止措置を取る。
この間、関係者(引退者を含む)である調教師・騎手・職員等に対し第三者委員会による
不正行為調査が執り行われた。

結果、昨年引退した4名の他に、調教師3名・騎手5名が不正馬券購入に関与したと

結論づけ、4月21日に免許取消の処分を決定。
この8名以外にも、所得の過少申告があったとして、4名の調教師に戒告処分されている。
 

戒告を受けた調教師のうちの1名は、女性関係者に対するセクハラ行為を認定して
調教停止90日の処分を科している。
 ※ その後、この調教師は今年7月の調教師免許更新において不合格となり、引退

この一連の処分を以って、5~6月には開催再開を、と発表しましたたが、残件が…

笠松のある騎手が、外部の競馬予想SNSで企画された予想コンテスト的な懸賞に

応募・当選し、賞金を得ていたことが判明、5月25日付けで騎乗停止15日の処分となる。
のちに、この騎手は8月引退と発表。

失踪・死亡説などの推測が飛び交ってるようですが、

個人的には単純に7月の騎手免許更新でBANGされただけのことだと思ってます


さて、本件が恐ろしいのは、どうやら2013年頃から常習的にやられていた、ということです。
インサイダー馬券で敵佑、ということは、いわゆる「ヤリ・ヤラズ」、

つまり八百長レースが長年はびこっていた、ということです。

昨年18人所属していた笠松競馬の騎手は、この9月の再開時点で9名に減りました。
この現役騎手たちも、昨年10且デビューの新人を除いた8名に対して戒告処分としています。
 ※ 戒告理由は、「管理者指示事項違反 (不正行為等報告義務違反)」
  ん? 不正に関わってない騎手は新人含め、しょうがねぇ奴らだなぁ、と黙認してたん?

処分を受けた騎手の中には、昨年4月デビューの子もいるので、結局、県警のガサ入れ

があった、その直前まで不正が横行していた、ということになるのでしょうか…

そして、約8年も前からの不正行為が、一昨年の内部告発に端を発して県警の家宅捜査

に至るまで、不正は常態化してたんですねぇ…


私、1987年暮れの週刊競馬ブックで、笠松の怪物・中央入りの報を目にしてからの
生粋のオグリキャップファンであります。
笠松での引退式は、前夜の各駅停車・大垣行きに乗って、朝6時前には着きました。
すでに開門していて、先客は10名少々! コースでは数頭の調教も見られました。
でも、引退式の時間には超満員! コース埒沿いはダービー・有馬以上の混雑でした

そんな30年前の思い出もあるので、今回の件が1回や2回だけのことでなかったことに
非常にショックを受けています。
もう、笠松は一切買わない、という競馬ファンも少なくないでしょうね

元々、ズブズブの馬券野郎でしたが、最近は7車立て競輪にどっぶりハマってるので
馬券はほとんど買わなくなりました。
なので、開催再開にあたって特別な思いはありませんが、

まぁとにかく、信頼回復につとめてください