オッズパークより2020年7月21日のオッズパークLOTO
盛岡競馬・セレクト5重勝の払戻し金額は正しい旨の
メール回答をいただきました。

よくよく考えてみれば、オッズパークLOTOとて
オッズパークは販売・払戻しの代行業務をまかなうに過ぎず
「オッズパークLOTO」と銘打って独占販売代行しているだけです。

あくまでもLOTOの販売・払戻し業務の主体は主催者です。
よって、競馬法に則った払戻し確定金額を算出しています。

オッズパークなどの民間代行会社は売上げの数パーセントを
手数料として受取り、利益を上げているまでです。


▼ 競馬法 第九条 第一項

重勝式勝馬投票法の種別であつて勝馬の的中の割合が低いものとして
農林水産省令で定めるもの(以下この条において「指定重勝式勝馬投票法」
という。)についての勝馬投票の的中者がない場合には、
当該勝馬投票に係る払戻対象総額は、当該指定重勝式勝馬投票法と
同一の種別の指定重勝式勝馬投票法の勝馬投票であつて
その後最初に的中者があるものに係る加算金とする。

上記は、WIN5やオッズパークLOTO等の重勝式投票で的中者なしの場合、
売上げに払戻率を掛けた「払戻金総額」を次回の重勝式投票販売時に
キャリーオーバー(加算金)しますよ、という条文です。

※ 第九条第三項には、払戻し限度額(上限額)を超える分についても
 キャリーオーバーする規則が明記されています。


この条文解釈により、

 ・オッズパークLOTOで1着同着が発生して的中が2通りとなり、
 ・1つの組合せには的中者がいて、他方の組合せには的中者がいない

という結果の場合は、「的中者なし」とはみなさないことになります。

したがって、「払戻金総額」は的中者のいる組合せのみに配分するのが
競馬法に定められた払戻し金額になります。


▼ JRA中央競馬 WIN5でこのパターンは発生するか?

可能性としては極めて低いです。

2011年4月24日に始まったWIN5は、今年度で10年目を迎えています。
これまでに1着同着、的中者なしが発生した事例は、下記のとおり。

1着同着(過去4回)
  ・2012年12月9日(1票と20票)
  ・2018年5月27日(565票と116票)
  ・2019年3月10日(101票と648票)
  ・2020年4月26日(14票と15票)

的中者なし(過去7回)
  ・2011年9月4日
  ・2013年5月5日
  ・2014年9月7日
  ・2014年11月23日
  ・2018年12月23日
  ・2019年3月3日
  ・2020年7月19日


毎週、平均して6億円以上(600万票)は売れているので
荒れた結果でも誰かしら買ってる、というのが現実です。

裏山ですね