宮城県女川町
女川町の町立病院の近くの高台にある神社からの風景です。
この一見穏やかそうな海が3.11には大きな脅威となったのが
考え付かないほど、静かな景色でした。
ほら、こうやって海だけ見つめると、何もなかったようです。
自然は人間に悪いことをしようと思って津波を起こしたわけではないですものね。
でも、この海で波で沢山の大切な人の命がなくなってしまったのも事実。
目線を少し右にやると・・・・
こうやって処理しきれない瓦礫がいろんな場所に堆く積まれています。
「まだ、こんなに片付かないんだ・・・・」
正直な気持ちでした。 日本政府、震災にあって大変な思いをしてる方々に甘えすぎです。
ここは炊き出しをさせていただいた場所から海を臨んだ風景。
やはりここにも瓦礫の山。
点在している重機や船の大きさと比べてもらうと
この山がどれだけすごいか想像してもらえるでしょうか。
炊き出しに来てくださった方に伺うと、この場所から今までは
海は見えなかったのだとか。
全部流されてしまって、基礎しか残っていませんでしたが
そこにはいろんな建物が建っていたことが想像できます。
こういう風景は女川という決して大きくはない町の至るところでまだ見えます。
日本はお金の使い方を間違ってはいけませんよね。
町の方々は大きな試練を乗り越えて、静かに笑って私達と接してくださいました。
震災の色々なこともお話してくださり、ひと時を過ごしました。
炊き出しをして、少しは笑顔の時間を過ごせたでしょうか。
女川の方々の強さに私が勇気を頂いたような気がしてなりません。
また、ここへ訪れられたらいいな。
機会を作りたいなと思っています。
町のある場所で偶然見つけました。
日本国旗に 『感謝』 と 『希望』の文字が書かれています。
一緒に頑張れるといいなと思うのでした。