お給料は一銭も貰えないけど、立派な職業。
国家試験より難しい資格の持ち主。
妊娠と出産を経なければなれない。
そして、世の資格のように、正解が無い。
自分で模索していくしかない。
子供一人ひとりが違うから、誰も正解を教えられない。
そして、過酷。
誰も本当の意味で助けてはくれない。
自分がやるしかない。
病気や怪我をしようが、やるしかない。
そして、孤独。
辛い時、手を貸してくれる人間が家の中に居るだろうか？
大半の人はいないだろう。
子供の前で泣くわけにもいかず、イライラしながら、自分と戦いながら解決策もないまま毎日要求される仕事量は計り知れない。
孤独な戦い。
夜、子供が寝静まって、ふと一人になり、辛くて辛くて泣けてくる。
その時の涙は止まることを知らない。
気づけばそのまま寝てしまって、翌朝を迎える。
何も解決しないまま、また戦いが始まる。
それでも、愛おしくてたまらない我が子の為、頑張れる。
その愛おしい笑顔の為に、出口のない戦いが続く。