◆◆男女の産み分け方法◆◆

♂になる精子より、♀になる精子の方が大きくて生存率が高いです。

♂になる精子の方が、♀になる精子より、泳ぐスピードが早いのですが、小さくて生存率が低いです。

この♂と♀になる精子の特徴の違いを利用して性別を産み分けるのです。

男の子と女の子では販売価格も違いますし、ブリーダーは基本的に女の子を残さなければいけません、またX性染色体にまでこだわった犬質改善まで視野に入れますと、かなり重要なスキルと言えましょう。

 

 

 

 

 

 

【女の子を産ませる方法】

①排卵日前に受精させると女の子が増えます(♀になる精子の方が生存率が高いのを利用)

 

②交配直前に、女の子の膣内に濃度1%のお酢を入れます(♀になる精子の方が生存率が高いのを利用)

※お酢を与えると、体内が酸性になり、精子にはすごしにくい環境となります。そうなると生存率の高い♀になる精子にとって有利になります(やり過ぎると全滅します)

※効果が高い反面、精子全滅(♀になる精子まで死滅)で不受胎が増えます、もう少し水で薄めて0.5%でもいいかもしれません。

 

③交配の少し前に、女の子に、体重の0.1%量のお酢を飲ませます(♀になる精子の方が生存率が高いのを利用)

※体内は0.1%でもペーハーが変わると危険なので、尿や分泌物ですぐに排泄されます(イメージより早くて厳格です)

※人で言いますと、酸っぱい物を食べたら汗も酸っぱいのと一緒です(簡単で、安心な方法です)

※嫌がる娘は、無理をせずに諦めましょう(薄くする、量を減らす、混ぜる等の工夫もありかもしれません)

※目安として2キロの子に2ml(1000分の1量、0.1%量)、以上をしっかり飲ませると80%位の確率で女の子が生まれます。

※後から吐き出す子、嫌がって量が少なかった子は、その度合いにより効果がなくなります。

※効果が薄い反面、精子全滅(♀になる精子まで死滅)での不受胎はないようです。

 

④遠心分離機で、重かった部分を人工授精させる(♀になる精子の方が大きくて重いのを利用)

※すぐに利用できる環境があれば確実です(精子は空気に触れても、温度が下がっても、乾燥しても、簡単に死滅します)

 

 

 

 

 

 

【男の子を産ませる方法】

①排卵日の最終日に受精させると男の子が増えます(♂になる精子の方が泳ぐのが速いのを利用)

※排卵された卵子が待ち受けてる状況では、ヨーイドンの競争となるのです。

※実際の排卵日はラストの1~3日である事が多いです。

※先に注入された精子は休眠状態で徐々に死滅していて、動きも悪くなり、新鮮な後から注入された精子との競争に負けます(卵子の中にすでに入っていたら勝ち)

 

②交配の少し前に、女の子に、カルシウムを与えます(♂になる精子の方が泳ぐのが速いのを利用)

※カルシウムを与えると、体内がアルカリ性になり、精子にはすごしやすい環境となります。そうなると生存率の差も影響しにくく、泳ぐのが速い♂になる精子にとって有利になります。

※体内は0.1%でもペーハーが変わると危険なので、尿や分泌物ですぐに排泄されます(イメージより早くて厳格です)

※効果が高い上に、精子全滅での不受胎はありません(むしろ増えてる位)

 

③遠心分離機で、軽かった部分を人工授精させる(♂になる精子の方が小さくて軽いのを利用)

※すぐに利用できる環境があれば確実です(精子は空気に触れても、温度が下がっても、乾燥しても、簡単に死滅します)

 

④ちなみ人間の事になりますが、受精の受け入れが整った状態(一般的に女性がイク)だと、アルカリ性の液が分泌され男の子が生まれます。

※要約すると、男の子が欲しかったら女性はイクようにして、女の子が欲しかったら淡白に済ませる。

※犬に関しても、あきらかに準備万端だと(反応が良い誘ってる状態)、男の子が増えるのは、オス精子の泳ぐスピードだけじゃなく、アルカリ性の液が分泌されてるのかもしれないと思います(厳密に調べる方法がありませんけど)

 

 

 

 

 

 

【男腹、女腹はどのように決まっているの?】

①サイズの大きい娘、太っている娘、その上で栄養満々の娘の子宮環境は、精子にとって良い環境のようで、泳ぐのが速い男の子が増えます。

※カルシウム&ミネラル豊富なフードを与えていても、男腹(男の子が多く生まれる事)になります。

 

②逆に、小さい娘、スリムな娘、栄養不良気味の娘の子宮環境は、精子にとって好ましくない環境のようで、生存率の高い女の子が増えます。

※カルシウム&ミネラルが不足していて、加水分解たんぱく(酸等の薬品で殺菌して溶かした、廃棄肉、死肉、爪、毛、皮)の多いフードを与えると、女腹(女の子が多く生まれる事)になります。

※有害薬品、ミネラルの不足が様々な疾患(奇形)を生み出しますがが、まともな動物性たんぱく質を使わずに、加水分解たんぱくが多いので、ロイヤルカナンは70~80%の女腹です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆人工授精の役に立つ、精子のうんちく◆◆

①精子は1分間に5mm位泳ぎます(人工授精の時に15分位、お尻を持ち上げて支える事で卵子にたどり着くのをサポート(逆流を防ぐ)のは、5~8センチほど進んで貰う為なんです。

②1液(こすると出てくる透明な液)は、カウパー液で、潤滑剤&卵子への通路(水路)の為です。

※これだけでは基本的に、受精しません。

③2液(射精開始の最初の数秒)だけが白くて、ここにだけ精子がいます。

※ほんの一瞬、勢い良く出ます。

※これを逃すと、受精しません。

④3液(その後ずっと出る、透明な液、大半はコレです)は、潤滑剤&卵子への通路(水路)の為です。

※これだけでは基本的に、受精しません。

※多い方が良いですが、多過ぎても逆流するだけなので、極小で1.5~2.5ml、普通サイズ以上で3~5ml採取出来れば充分だと思います。

※0.5mlを下回ると、ほとんど受胎しません(子宮の奥の卵子までの水路がつながらない)

⑤3液の必要量が採取出来ましたら、手早く、子宮口の奥へ注入しましょう。

※細くて長いものがある1.0mlシリンジが使いやすいと思います。

※細めの尿管カテーテルを使うと、より奥まで注入できます(受胎率が上がる)

⑥動物性たんぱく質を与えると、精子が活性化して、受胎率が上がります(顕微鏡で確認しましたが、動きが全然違います)

※男の子のやる気も増します。

⑥日々、射精をしていると精子の量が増え、交配に使えなかった男の子も使えるようになります。

⑦運動を毎日、必要量以上していると、男の子のやる気も増し、交配に使えなかった男の子も使えるようになります。

⑧外玉近辺をしごいて一次射精、二次射精からは、外玉より、睾丸寄りを握って、さらに睾丸の裏側(肛門寄り)をクリクリすると、簡単に射精を持続できます(途中で止まりやすい子にも有効)

⑨一旦萎んだら、数分まって、完全に萎みきるのをまてば、再スタート出来ます。

※萎えてるのに続けるのは、傷つける事にもなりやすいので控えるべきです。

⑩主に交配で外から感染して、経口感染&交配で自犬舎ないで爆発的に広がってブリーダー廃業にもなりかねないブルセラ菌の予防策は(対策は予防しかありません)、人工授精しかありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆出産の兆候(前触れ、きざし)◆◆

 

◆前もって、出産予定日を把握する◆

基本的にチワワを含む犬は60~63日で出産します。

 

①受胎から約60日で出産するという事。

 

②精子は子宮内で3日位は生存するという事です。

※犬の精子は、人の精子より生命力が強く、最大5日位は生存します(子宮内で休眠状態となり排卵されるのを待つ)

※まる1日はほぼ確実に生存していますが、徐々に死滅して減っていきます(人工授精を2日に1回する理由)

 

③ダウン症を継いでいる子は57~58日で出産します。

※ダウン症の遺伝確率は50%、必ず継ぐわけではありませんが、2種持ちだと、1個遺伝も含めて遺伝確率は75%です。

 

④帝王切開の予定でしたら、出産の予定日が近づきましたら、5日ほど前を目安に動物病院の予約をしましょう。

※経験のない方は、自然分娩でも慣れている方に依頼する方が良いと思います。

 

 

 

 

 

 

◆出産兆候、初期◆

 

【母乳が出る】

母乳が出てから8日以内に出産する事が多いです。

※平均して、出産の3~5日前に母乳が出始める事が多いです。

※生物学的に適正なフード(オリジン)を必要量与えた妊婦さんは最大出産の12日前に母乳が噴出しました。

 

乳房を根元から絞ってみて、点のように少量でも滲んだら出産の前兆です。

※乳首を搾ると、子宮頚管もキュッと締まり、母犬には痛みが伴いますので、場合によっては暴れる事もありますから、お気をつけください。

※低タンパク&高炭水化物の肉食類(犬)に合わないフードを与えていると、出産まで母乳が出ない事が多く、ひどいと出産後もあまり出ません。

※栄養不足、栄養バランスが欠如していても母乳の出は悪くなり、出産兆候の目安にはなりません

 

 

 

【穴掘り行動】

早いと、4~5日前から掘り掘り始めます。

※土に穴を掘って巣穴にしていた頃の習性です。

出産当日になってから掘り掘りしだす子もいます。

お産が近づくに連れ激しくなり、頻度も増える傾向があります。

 

 

 

【食欲が落ちる】

早いと、2~3日前から食欲が落ちます。

※胎児の数が多かったり、大きいと、食欲が落ちるのも早い事があります。

 

動物性たんぱく質が不足するフードを与えていると、お腹が腫れて(皮膚も子宮も伸縮性が無い)苦しむ事があります(サイズが小さい女の子ほどでやすい)

そうなると、食欲の落ち込みも激しく、早くきます。

※低カルシウム血症にも気をつけましょう。

※小さくて、マズルの詰まった子を、低コストで生み出したい傾向の犬舎から多い傾向です。

 

生物学的に適正な、高動物性たんぱく質フードを与えていると、胎児が大きく育ってもお腹に余裕があり(皮膚も子宮も良く伸びる)、お産が軽くなります。

※サイズに関係なく、生命力が増します。

そういう子は、陣痛が来るまで食欲が落ちない事もあります。

※犬(チワワ)は肉食類であり、肉食だって事ですね。

 

 

 

 

 

 

◆出産兆候、1日前◆

 

【体温の下がりめ】

①平熱から1℃前後下がります。

※最大温度差、1.7℃ほど落ちる子もいます。

※母犬と近い、厳密にはX性染色体に準ずるので、参考にすると把握しやすいと思います。

 

②体温の下がりめから24時間以内で出産となるので、最も重要な兆候だと思います。

※12時間~22時間後の出産がうちでは多いです。

 

③見逃さないように、そろそろと思ったら30分間隔で計測、悪くても1時間ごとに計測した方が良いです。

※出産前の体温は、30分から1時間で、上がったり下がったり乱高下します、2~3時間の計測間隔だと見逃してしまいます。

 

④体温の下がりめを過ぎると、徐々に平熱に戻っていきます。

 

※うちの育児記録は、出産兆候の見極めにエコーも使うので、体温の下がりめの重要度が下がってますので参考外としてください。

 

 

 

【1分間の心拍回数】

妊娠初期の胎児の心拍は、1分間に200回位です。

出産が近くなると、徐々に遅くなっていき、生まれる直前の子犬は1分間に100回前後になります。

※動物病院の、エコー(超音波検査)で見る事が出来ます。

 

 

 

 

 

 

◆出産兆候、直前◆

 

【コールタール状のうんち】

最初は緩めの便が出て、いつもと違うネリ便(コールタール状の便)を、力んで(りきんで)搾り出すようになりましたら、陣痛が来ている兆候です。

 

 

 

【陣痛】

最初はハァハァから始まります(この時は正確には陣痛は来てません)

最初は軽く、段々間隔も短くなり、お腹に力が入ってきます。

 

 

 

【産道に入る、産道が開く】

出産直前になると、骨盤(産道)が開きます。

膣から指を入れるとわかります。

※消毒&ゴム手袋で衛生面にも配慮する事をお勧めします。

出産直前になると、産道に入ろうとする胎児の頭を触れることもあります。

人と同じで、生まれつき骨盤が狭い子もいますので、自然分娩でいける子か、帝王切開じゃないと厳しい系統か、この時にハッキリわかるようになると安心です

※経験数の多い獣医さんかブリーダーじゃないと、判断がつきません。

 

 

 

【破水】

もう出産ですね。

小さい子だと量も少なく、丁寧に舐めてしまって発見が遅れる場合もあるので注意しましょう。

 

緑色のドロドロ(胎盤)が出てきてしまったら、中で胎児が死んでいたり、胎盤が外れかけていたり、と緊急を要する危険な状態なので(そのままだと母犬まで亡くなる事もある)、獣医さんへ急いで連れて行く事をお勧めします。 

※その血筋に精通していて、出産経験が多くないと対応できないと思います。

 

※ここでは、出産の兆候(前触れ、きざし)を説明していますので、ここから先は割愛します(ヒマがありましたら別記事にします)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもありがとうございますm(__)m

 

 


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