はは、またGメンの話笑。

第22話「警視庁殺人課」

某国の外交官カルロスが何者かに射殺された。

Gメンはカルロスを麻薬密輸の容疑で内偵していた。

ホームレスが殺害現場を目撃。

彼から外事課の刑事・志賀(中尾彬)がカルロス殺しの真犯人だと証言される。

全く身に覚えのない志賀だったが普段から素行の悪い志賀ならやりかねないと関屋警部補(原田大二郎)も志賀に疑惑の目を向ける。

普段から外車を乗り回し、警察の異端児と言われた志賀は関屋警部補に対し坊ちゃんだと言い切る。

やがてホームレスの男も口封じの為に殺された。

タバコに青酸カリが仕込んであったのだ。

カルロス殺害容疑、更にはホームレス殺害容疑で外事課の二宮課長と関屋警部補の取り調べを受ける志賀。

やがて志賀の妻という女性が現れて志賀が無実である事を証言した。

志賀はああ見えて優しい男だと語る志賀の妻を名乗る女性。

それには三年前の事件が絡んでいた。

三年前、志賀の担当した麻薬密売事件で行き過ぎた捜査を行い彼女の父親はあらぬ疑いをかけられて自殺した。

罪滅ぼしにと仏壇にお供物をあげに来る志賀だったが、彼女も最初は志賀を拒んでいたが、やがて二人は心を通わすようになる。

カルロス殺しのあった時間、彼女は志賀と一緒にいたと言う。

関屋警部補は志賀の妻である女性に名前と住所を聞き、もしかしたらカルロス殺しの拳銃が隠してあるかも知れないとGメンに捜査させる。

やがて志賀の妻である女の部屋のベランダの植木鉢の中から拳銃が見つかり、Gメンの調べでカルロス殺しの拳銃と一致した。

志賀が妻である女の部屋に拳銃を隠した。

そう断定した関屋警部補と二宮課長は志賀を逮捕する。

そして志賀の妻を名乗る女も実は志賀が拳銃を自分の部屋に隠しに来たと供述した。

今まで志賀を庇って来た妻がなぜ志賀を裏切ったのか、志賀も妻に裏切られた、やはり過去の事件を許してはくれなかったと自分がカルロス殺しの犯人であると自白するが、どこか腑に落ちない関屋警部補は拳銃がどこに隠してあったか問いただす。

曖昧な供述をする志賀。

志賀の供述とは別のところに拳銃は隠してあった。

ベランダづたいに行けばいくらでも外部から侵入し拳銃は隠せる。

真犯人は他にいると関屋警部補は判断し、もう一度、志賀に真実を語るよう問いただす。

改めてカルロスを殺したのは自分では無いという言葉を聞いた関屋警部補は次は志賀の妻が狙われると判断。

志賀と共に志賀の妻を助ける為に行動を開始した。


【見どころ】

※中尾彬がGメン最初で最後のゲスト出演。

ホームレス役は奥村公延。


※途中から誰が真犯人だかわかってしまう。

だいたい顔を見ればこの人が悪役だとわかる。

しかし中尾彬の良い役は初めて見た。


※志賀の妻を亡き者にしようとする真犯人。

関屋警部補が間一髪拳銃で仕留めるが犯人の撃った弾丸は志賀を直撃。

関屋警部補の志賀!という叫びと志賀の妻のあなた!という絶叫が虚しく響く。

いや、めっちゃカッコいいだろ関屋警部補。


※関屋警部補はこの回を持ってしばらく欠場する。

設定では他の任務に着いたらしいが、原田大二郎氏の家庭の事情その他もろもろあったらしい。

32話で復活するが33話で殉職。

以降しばらく6人体制が続く。