概要

土木会社社長が、猪苗代湖で遊んでいた子供8歳を大型プレジャーボードに巻き込み死亡させ、子供の母親は両足膝下を切断する大けがを負わせる事故を起こした。事故を認識していたにもかかわらず、事故後も1時間にわたってクルージングを続け、同乗者に対しても口止めをしていた。

同乗者が当時の動画を提供し、事件から1年後の9月14日に業務上過失致死傷の疑いで逮捕された。

 

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発生日時:2020年9月6日

加害者: 株式会社佐藤剛建(福島県いわき市) 

       代表取締役 佐藤 剛 (44)

 

被害者:豊田瑛大 くん(当時8歳)・・・プレジャーボートに巻き込まれ死亡

      瑛大くんの母親・・・両足を巻き込まれ膝から下を切断する大怪我をし足の手術は現時点で7回にも及んでいる。

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水上事故は物証が残りにくく捜査は難航。

→【問題提起①】 この事件をきっかけに、(登山前には登山届を出すように)水上でも、誰がいつどこで何の目的で・・・というのを届けることを義務付けした方がいいのでは?

 

→【問題提起②】 また、ボートと、人が接触しないように物理的な境界を設けられるのではないか?

 

海難事故を専門とする弁護士談:

船舶の航行に関する法律には、自動車でいうひき逃げを罪に問う項目がありません。今回は業務上過失致死傷が適用されますが、懲役2年6月程が相当と考えられます。保護責任者遺棄罪などを適応して罪を重くすることは可能ですが、検察官の裁量にかかっています。

→【問題提起③】 懲役2年6月はあまりにも短いのでは?まずは船舶の航行に関しても、ひき逃げを問う項目を追加した方がいい。

 

被害者の死、被害が無駄にならず、二度とこのような事故が起きないように関係各所は改善の努力をして欲しい。

瑛大くんのご冥福をお祈りいたします。

 

参照:“ひき逃げ”で逮捕…土木会社社長が自慢していた呆れたセレブ生活