三度豆(インゲン)の収穫がついに終了した。例年、国華園のつるなしすじなしインゲンの種を1袋撒いて、6~7kgを収穫しており、今年もトータルで約7kgだった。収量としては例年並み。
しかし、例年に比べてさやがゆがんでいたり、豆の部分がぷくぷく膨らんで見えるさやの生育の悪いものが多く、家内からは「論外の出来の悪さ」という厳しい採点を受けた。
それでもつるなし三度豆の収穫時期はほんの一時なので、家ではとても消費できず、出来は悪くて申し訳なかったのだが、会社に持参して職場の人達にお願いして引き取ってもらった。
何故うまくいかなかったのかを考えてみると、原因としては3つ考えられた。
1つ目は、苗床から本植えするとき(本来直か植えするものなのだが我が家は狭い庭なので直前まで別の野菜が植わっている)、丁度よい頃が海外出張と重なってしまい、植え付けが2週間近く遅くなってしまったこと。そのため、根の発育が十分にできなくて栄養も十分に吸収できなかった可能性。
2つ目は、肥料のコントロールが悪かった可能性。今使っている配合肥料は、数年前からぬかの配合割合がかなり多くなっており、その配合肥料を単体で用いると全体的に窒素分の吸収が悪くなって、地上部の生育が抑えられる感じ。なので、これまでは油かすとブレンドしてどちらかというと油かすをすこし効かしぎみに育てていたのだが、家内からは我が家の野菜は葉っぱばっかり育って良くないと文句を言われていたので、今年は配合肥料だけにしてみた。その結果、やはり窒素分の効きが悪くてさやの成長が悪くなった可能性。
3つ目は天候。今年は例年に比べて相当早く30℃を超える暑さになったが、これも経験的なのだが成長期に30℃を超えると、豆の質が低下する感じを持っており、今年は天候が適さなかった可能性。
いずれも可能性として考えられるのだが、ちゃんとした裏付けデータは無いので、どれも想像の範囲でしか無い。来年は、肥料の条件をいくつか変えて育ててみることにしよう。