『アクアマン 失われた王国』 ジェイソン・モモア最高! | 悪食のシネ満漢全席

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ろくに情報知らぬまま、当たり屋みたいに突撃して、 しょーもない感想を言い合って、備忘録代わりに残します。 かなりの無責任、言いたい放題、無礼千万をお許し下さい。

 

悪食 80点
今年 7本目

監督 ジェームズ・ワン
出演 ジェイソン・モモア
   パトリック・ウィルソン

   アンバー・ハード
   ニコール・キッドマン
   ドルフ・ラングレン
   ヤーヤ・アブドゥル・マティーン
   ランドール・パーク
   テムエラ・モリソン
   ビンセント・リーガン

2018年製作「アクアマン」の続編。
豊洲ユナイテッドシネマへ。

鑑賞結果、続編として見事なまでの構成。もはや何を言わんかです。CGも素晴らしい以外何もない。ケチを付けるなら、ストーリーの出来過ぎ感🤣

ここからネタバレ満載でいきますからご注意を⁉️



人間界で子育てに明け暮れるアーサー(ジェイソン・モモア)。
しかしアトランティスの王でもある彼の仕事は多岐に渡り忙しい毎日を送っていた。

アクアマンへの復讐を誓うブラックマンタ(ヤーヤ・アブドゥル・マティーンⅡ)は、仲間に古代文明を研究しているシン博士(ランドール・パーク)を引き入れ、全世界を滅亡される力があるという古代兵器ブラック・トライデントを探していた。
そして北極の地にブラックトライデントを見つけたのだ。


ブラックトライデントには失われた王国のネレウス王(ドルフ・ラングレン)の邪悪な力が封じ込められており、ブラックマンタを使って完全復活を目指していた。


先ずはアトランティスに厳重に保管されていたエネルギー鉱石、オリカラクムを盗み出し、それを燃やすことで世界中に二酸化炭素を撒き散らし、気温を上昇させていった。

と、現代社会の気候問題をも取り入れたテーマ性など、相変わらず時代に即した上手い作り方をしています。
それもオリカラクムも設定としては原子力発電におけるウランであり、処分出来ないものを保管しているだけという問題点まで皮肉を込めて表しています。それも海の底でです。どこかのボンクラ国の奴らに観せたいものです。

あっ、観てるか😅

で、どこにいるか分からないブラックマンタ(ヤーヤ・アヴドゥル・マティーンⅡ)を探す為には奴を知っているワルに聞くのが早道と王位を争って投獄されている弟のオーム(パトリック・ウィルソン)に力を借りることに。しかしアトランティス評議会がそんなことを許す訳は無いのでこっそりと脱獄されることに。
オームにしてみれば自分を投獄したアーサー(ジェイソン・モモア)に脱獄させられる訳だからなんのこっちゃらと。



このあたりのアクアマンの行動が性格をよく表していて悪食は大好きです。
こんな奴がいると世の中ももっと面白くなるんだろうなぁと。


オーム(パトリック・ウィルソン)も主義主張の違いでアーサー(ジェイソン・モモア)と王位を争っただけで、国を破壊しようとする奴は許せないと力を貸します。


こうして兄弟が力を合わせ、失われた王国のネレウス王(ドルフ・ラングレン)を倒し、ブラックマンタも追い込んで世界を救うのです。


そしてアトランティスは地上の人間と友好関係を結び、新たなる関係を築いていくという道を歩み出すのです。
エンド。

という映画です。
ホント、ストーリー的には地球規模の環境問題が起き、それを解決する為には国とか人種とかの垣根を超えて手を繋がなければならないという平和を全面に押し出したものにはなっているのですが、その反面、敵対するものには力を持って立ち上がるという論理はアメリカそのものでもあります。
まあ、そんな堅苦しいことは言わずにただ馬鹿馬鹿しいほど痛烈爽快に活躍するアクアマンを楽しめばいいのかと。

ジェイソン・モモアは本当にこの役には大当たりなのですが、反面、「ワイルドスピード」に登場するカリスマ悪役が似合い過ぎて大ファンになっています😄


ヴィン・ディーゼルに負けない体格とその豪胆な性格がカリスマ性を溢れ出しています。
現在、カリスマ悪役No.1の座をバットマンのジョーカーから奪い取りつつあると悪食は思うほどです。


そんなジェイソン・モモア演じるアクアマンは王という立場を越えて愛されるキャラクターとなって登場する今回のアクアマンは人間性を持ち合わせながらというか、努力するダメ親父であり、イタズラ好きで最後は力に物言わすしょうもない王様という点では、MCUのソーという立場でしょうか。
DCシリーズも面白くなってきそうな予感です。
勿論、海の中での演出はCGもさることながら、その特殊性を考慮した作りであったり、海の生物をモチーフに使ったりと見どころは満載。
それでいて海の王らしく、音響攻撃には海の音響の王であるクジラを使ったりとその特異性をしっかりと使うあたりも抜け目がありません。

そう言う意味でもよく出来過ぎたストーリーが気に入らないと言うことなんです。
もっとツッコミどころを作ってくれれば愛すべき映画と言えるのに、よく出来過ぎている優等生を感じてしまう点が悪食の評価を下げるところです
が、本来は絶賛すべき点なのでしょう。
こんな映画こそ劇場で楽しむべきです。
是非、劇場へ。