『ファブル2』 木村文乃さん、惚れます! | 悪食のシネ満漢全席

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ろくに情報知らぬまま、当たり屋みたいに突撃して、 しょーもない感想を言い合って、備忘録代わりに残します。 かなりの無責任、言いたい放題、無礼千万をお許し下さい。

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悪食 80点
今年 22本目

監督、脚本 江口カン
原作    南勝久
脚本    山浦雅大
主演    岡田准一
      木村文乃
      平手友梨奈
      安藤政信
      山本美月
      佐藤二朗
      堤真一

南勝久のコミックを岡田准一主演で実写映画化した「ザ・ファブル」のシリーズ第2作。
日本のジャッキー・チェンと言われる岡田准一主演となれば観に行かなければ。
豊洲ユナイテッドシネマへ。

鑑賞結果、面白いです。相変わらず岡田准一の体を張ったアクションは凄いです。
しかし木村文乃のアクションが今回ずば抜けていいです。


ここからネタバレ満載でいきますからご注意を⁉️



ファブルが問答無用に暗殺していく様は、痛快というよりはこれぞ暗殺者という冷徹さを感じます。


そこで巻き添えになりそうな1人の少女を助けるのですが、暴走した車に取り付き、ぶつかりまくる車の動きに反応しながら車に乗り込み、中にいた少女を体を張って助けるアクションは映画の掴みとしてバッチリです‼️



ボス(佐藤浩一)から1年間人を殺すな。と命令を受けたファブルこと佐藤(岡田准一)は、相棒のヨウコ(木村文乃)と兄妹を装おいながら、街の小さな広告代理店でアルバイトをしながらひっそりと暮らしていた。



一見平和に見えるこの街では、表向きはNPO団体「子供たちを危険から守る会」代表だが裏では問題を起こした若者を警察沙汰にならないように海外に逃すという計画で家族から金を巻き上げ殺害する宇津帆(堤真一)が暗躍していた。


宇津帆は実の弟をファブル(岡田准一)に殺されていた。
宇津帆も標的にされていたが、突然の暗殺中止命令により、殺されることはなかったがファブルに殺されなかった唯一の男になっていた。
宇津帆は、ファブルに復讐果たそうと仲間の殺し屋鈴木(安藤政信)と共に動き出した。



ある日、ファブル(岡田准一)は公園でリハビリに励む車椅子のヒナコ(平手友梨奈)を見かけた。


ヒナコはファブルが以前暗殺現場の車の中にいてファブルが助け出した少女だった。
ファブルが助け出した時に脊髄を痛め、車椅子生活になっていたのだ。
そしてヒナコは宇津帆(堤真一)に養われていた。
ファブルはそれ以来、彼女を気にするようになった。



宇津帆(堤真一)はファブル(岡田准一)が同じ街に住むことを知ると、ファブル暗殺計画を綿密に練り出した。
ファブル相手に生半可な計画ではダメだと分かっていたからだ。
先ずは鈴木(安藤政信)がファブルの相棒のヨウコ(木村文乃)を人質に取る計画を実行する。


鈴木はヨウコのアパートに単身乗り込んだのである。



さてさてさ〜て、ここからが今回の見所の第一弾です。
今回ヨウコこと木村文乃さんの格闘アクションが素晴らしく良いのです。


先ずは銃を構えながら侵入してきた鈴木(安藤政信)に対して全くびびるそぶりがないヨウコ(木村文乃)。
その目の座り方が半端なくてゾクゾクします。
そしてテーブルを挟んで対峙する鈴木とヨウコ。
ヨウコは聞くのです。
「テーブルに銃を置いて平気なの?手は下に下げていて平気なの?」と。
その瞬間、鈴木が銃に手を伸ばそうとするとあっという間にヨウコに銃を奪われてしまうのです。
ヨウコは「だから言ったじゃない」と言いながら、銃の弾を全部抜くのです。
そしてからの銃をテーブルに置きながら「ハンデをあげるわよ」と挑発するのです。
鈴木が「ファブルは6秒で片付けるらしいな」と言うと、ヨウコは「私は4秒よ」と言った途端に鈴木がテーブルを跳ね上げた。
そこからがハイスピード映像なのが笑えます。
そして最高なのが、跳ね上げたテーブルを避けながらヨウコが出てくると思いきや最初に見えるのは手に持った赤いキッチンタイマー。
時間計ってるんですよ。大笑い。
そして鈴木をあっという間に叩きのめし、最後は魅惑的な脚で三角絞めにして締め落とすのです。
「あら、8秒かかっちゃった」と言いながら。
料理中の麻婆豆腐は煮詰まっていました。
このシーンがこの映画で一番気に入っているシーンです。
木村文乃がカッコいー。あれだけ強いと惚れちゃいますねぇ。



気がつくとファブルが目の前に。しかしファブル(岡田准一)は殺すどころか、飯食ってくかと全く相手にしていない。
器の違いを見せつけたのだ。
鈴木(安藤政信)はそそくさと逃げ出した。

宇津帆(堤真一)は、やはり綿密な計画を立てなければファブル(岡田准一)は倒せないと確信した。
そしてファブルを工事中のマンションに呼び出した。
爆薬を仕込み、殺し屋達を何十人と配置した。
その上、向かい側のビルからは狙撃手が狙うというこれでもかという布陣。
しかしファブルは難なく?切り抜けるのです。


しかし宇津帆にはBプランがあった。
ヨウコにわざと追わせて罠にかけて人質にしたのだ。
しかしそのプランもヒナコ(平手友梨奈)によって狂わされてしまう。
宇津帆の作戦はことごとく不発に終わった。


宇津帆はヒナコの面倒を見ていた。自分の女にもしていた。


しかしそのヒナコにも背を向けられた宇津帆は最後に手榴弾をヒナコとファブルに投げつけたのだ。
ヒナコを妹の様に思っていた鈴木(安藤政信)は、咄嗟に宇津帆を撃ち殺した。
しかし手榴弾にはピンが刺さったままだった。
宇津帆はわざと殺される様に仕向けたのだ。
ファブルはまたもや殺すことなくトラブルを回避した。
エンド。

という映画です。
ラストの地雷からの脱出方法などは荒唐無稽で面白いです。
相変わらず、岡田准一のパルクールは凄まじく、体張ってるのは目を見張るばかりです。
こんな荒唐無稽な殺し屋が主役の映画は面白いです。
キャラクター設定も可笑しいし。

気楽に楽しむには最高です。
爽快感もあります。
是非、劇場で。