悪食 67点
今年 27本目
監督、脚本 チェ・ヨンヒョン
原作 よしもとばなな
主演 スヨン
田中俊介
韓国と日本の合作映画だそうです。少女時代のスヨンが主演です。
新宿武蔵野館へ。
鑑賞結果、何気ない心の表情を上手く表現していますが、なにぶん苦手な分野なのでよく分かりません。
ここからネタバレ満載でいきますからご注意を‼️
遠距離恋愛をしているユミ(スヨン)。日本の名古屋にいる彼氏テギュからは音信不通状態。
心配になったユミは日本へサプライズ訪問。
テギュの部屋に行くと、そこにはテギュの婚約者がいた。
ショックを受けて部屋を飛び出すユミ。
直ぐに韓国に帰る気も起こらず、街をさまよっている時に袋小路にあるエンドポイントという喫茶店&ゲストルームにたどり着く。
そこでしばらく滞在することに。
エンドポイントには若いマスターの西山(田中俊介)。韓国人のウエイトレス。滞在しているフラン人女性と中国人女性。それと地元のお節介な常連さんがいた。
傷付いたユミ(スヨン)の心は、こんな人達に囲まれて過ごすうちに徐々に癒されていきます。
エンドポイントは、実は閉めることになっていた。
西山(田中俊介)は、店を閉めて新たな旅立ちをしようとしていた。その最後のお客としてユミ(スヨン)を受け入れたのだった。
ユミ(スヨン)はエンドポイントで過ごす毎日で心は癒され、心温まる友人達も出来た。
ユミはそんな暖かい心持ちで韓国に戻り、自分の人生の穏やかな毎日を過ごしていく。
とこんな話です。なんてことはない彼氏に振られた女の子が傷付いた心を癒して前を向くというどこにでもある話。
よしもとばななの本は読んだことはないのですが、原作に忠実に映画化したと監督が舞台挨拶で言っていたのでそうなのでしょう。
そうなんです。こんな話ですから邪な心を持っている悪食に合う訳は無いのです。
男と女の友情というのも悪食には全く分かりませんし。
韓国と日本の合作映画で、日本と韓国のプロデューサー、韓国女性監督、撮影は韓国チーム、照明と美術は日本チームとなかなかの混成部隊。
監督も日本語は堪能のようでしたが、それでも細かい心情描写を描くにはなかなか大変な苦労があったのではと思われます。そんなことを考えるとやっぱりよく出来た映画なのかな?と。
よしもとばななさんの世界が好きな人にはオススメです。
悪食の好きな真っ暗でドロドロで悪人しか出てこない韓国映画ではありませんが。
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