悪食 60点
今年 20本目
監督 山下智彦
原作 藤沢周平
主役 瑛太
緒形直人
大地康雄
中村蒼
蓮佛美沙子
中村嘉葎雄
橋爪功
時代劇専門チャンネル20周年記念作品だそうです。
木場109シネマズ へ。
鑑賞結果、絵が暗い‼️映画館でも観辛いからテレビでは真っ暗でしょう。
これと言った盛り上がりもなく、悲惨な結末はこれでいいんでしょうか?
ここからネタバレ満載でいきますからご注意を‼️
闇の世界で生きる佐之助(瑛太)は、行きつけの酒場で得体の知れない男、伊兵衛(橋爪功)から儲け話に乗らないかと誘われるが、危険な匂いを感じ断った。
その後、おくみという女と暮らすことになり、女との未来に僅かな希望を持つ為、伊兵衛の誘いに乗ることにする。
伊兵衛の計画は日が暮れる薄暮の時間に押し込み強盗を働くと。
人を殺すことなく、700両を奪うという計画。
それに参加するのは浪人の清十郎(緒形直人)、鍵職人の弥十(大地康雄)、夜目の効く御店のボンボン仙太郎(中村蒼)という素人達。
伊兵衛は素人だからこそ、仲間を売ることなく、計画を成功させる秘訣だと、今までにも何度か成功させていると。
計画は順調だった。700両を奪い逃げようとしたその時、使いに行って帰ってくるはずのない女中が帰ってきたのだった。
顔を見られてしまった伊兵衛(橋爪功)は、佐之助(瑛太)に殺すよう命ずる。
しかしその女中きえ(蓮佛美沙子)は、佐之助の前の女だった。
佐之助の前から何も言わずに消えた女だったのだ。
佐之助は伊兵衛の命令を聞かず、きえを助けた。
計画は成功したが、素人衆に問題が起きた。
御店のボンボン仙太郎(中村蒼)には愛人がいた。許婚に愛人と別れるように言われた仙太郎は愛人に100両で別れるように説得するが、別れるくらいなら殺してやると言っていた愛人は本当に仙太郎を殺してしまった。
浪人の清十郎(緒形直人)は、人妻と駆け落ちして脱藩した男だった。
駆け落ちした妻は肺結核で死んでしまった。そこにちょうど、妻の元夫が脱藩者を討ち果たすべくやってきたのだ。
清十郎は果たし合いの末、自ら討たれて死んだ。言わば後追い自殺だ。
鍵職人の老人、弥十(大地康雄)は、孫が人攫いにあうのを止めたことで、襲われて重傷を負い言葉が離せなくなり、寝たきりになってしまった。
仲間は全て居なくなったのだ。
伊兵衛(橋爪功)は、目撃者のきえ(蓮佛美沙子)を殺そうと狙っていた。
そして伊兵衛から刃を向けられた時、同心達に捕まってしまうのである。
きえは役所から囮になるように頼まれていた。
きえは700両を取り返す為に囮になった。その理由は押し込みされたお店の主人と祝言を挙げることになっていたからである。700両が返ってこないとお店は潰れてしまうからだった。
こうして伊兵衛は捕まったが、伊兵衛もきえも佐之助のことは何も喋らなかった。
しかし佐之助(瑛太)にも危険は迫っていた。
闇の世界から抜けようとしたことで命を狙われる羽目に。
おくみを連れて江戸を離れようとした時に追っ手は待ち構えていた。
おくみを逃がし、佐之助は立ち向かったが、多勢に無勢で殺されてしまう。
こうして押し込み強盗一派は悲惨な末路を辿った。
という話なのですが、サスペンス時代劇としてはサスペンス要素が足りず中途半端だし、伊兵衛(橋爪功)の周到な計画を立てた割にはきえ(蓮佛美沙子)殺害方法は人混みに紛れて殺害するというのは良かったが、失敗したことを逆上した様に刃物を振りかざすというのは伊兵衛らしく無く唖然とした。
はっきり言ってガッカリしました。
つまらない時代劇でした。
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