昨日は図書館で『はじめアルゴリズム』を3巻まで読んだ。(少し変わった図書館で居心地が良いのでよく行く)


【内容紹介】

老数学者・内田豊は廃校で出会った、小5の少年・関口ハジメと。ハジメは、数学において天才的な才能があった。内田は彼の才能に惚れて、彼を数学の聖地であり自分が住む京都に連れて行った。そこでハジメは同世代の数学少年・手嶋と出会い、さらに数学の世界に入り込んでいくのであった・・・。世界の見え方が変わってくる、数学をちょっとやりたくなる、ワクワクする成長物語。



解法を丸暗記して問題に合わせて当てはめていくだけのハジメに対して、数学者が


「全体」を理解しないまま

「部分」をこなしていくようなもの

 それではどこにも行けない

 迷子だ


と思う描写があった。



ハジメが学んでいる数学と一般的に学ぶ算数(数学)はレベルが全く違うが、この『部分だけこなしていても迷子になる』は真理かと思う。




知人のお子様が不登校なのだが、その理由が『勉強をする意味が分からない』だそうだ。


たしかに学校で学ぶ知識が直接的に日常生活で役に立つ事は少ない。


国語と算数の一部ぐらいだろうか、役に立つのは。


数学に至っては私も何故学ぶのか分からないといえば分からない。



そこで調べてみた。



そもそも算数と数学は学ぶ目的が違う(byチコちゃん)


チコちゃん曰く

算数を学ぶのは「日常生活で使う計算力を養う」のに対して、数学を学ぶ本来の目的は「問題を整理して答えを導く事で論理的な思考を身に付ける」というのが大きな違い。

だそうだ。



なるほど。


しかし中学生の子に『論理的な思考を身に付ける為に数学は大事なんだよ』などと言っても、響かないだろうなと思う。


そして『将来はパパの会社を継げばいい』という甘えがあるうちは、学校に行く事は無いだろう。