『自分が嫌な事は人にしない』
『自分がされたらどう思う?』
子どもを諭す際によく使う言葉かと思う。
他者の気持ちを推しはかる事を教える第一歩かもしれない。
しかしこれは本人と周囲の『不快と快』『価値観』などが同一でないと意味が無い。
同一で無いと
自分は嫌でないけれど、周囲は嫌だと思っている。
自分は嫌だけれど、周囲は別に良いと思っている。
こんな問題になる。
まぁ大抵の人は成長するにつれて色々な人の価値観を知り、それが自分の価値観と違う場合もある事を学ぶのだが。
たまに『女の人は』『人間は』と主語を大きくして自分の価値観を述べる人がいるが、そういう人は最初の『自分の気持ちを参考に他者の気持ちを推しはかる』で足踏みしているのかもしれない。
そう考えると、主語を大きくしている人は自分の考えが正しいと思っている自己評価の高い傲慢な人間かと思いきや、ただの幼稚な人間となる。