土日のバイトがあるものの、もちろんそれだけでは食べて行けず。

わずかな蓄えと母上&ダーから借りたお金も底をつきました。



督促状の山に、超切羽詰まってるのですが、気分的にはまだまだ危機感がありません^^;

なんとかなるっしょと。




そこで、どうにもならなくなった時の手段を使うことにしました。

演奏家を夢見ていた頃の駆け出しで母上から買ってもらった楽器を売ることにしました。


先日母上に思い切って相談したところ、

「え?まだ持ってたん?とっくに売ってると思ってたよ~!」と。


「もし、またやりたくなった時にはもっと良い物買うんだよ!!」と暖かい言葉をくれました。

思わず泣いてしまいました。



もう何年も使っていなくて、年に1回くらいメンテするくらいで、可愛そうだなと思いながらも、どうしても手放せなかったんです。

コイツには私の全てがつまってると思ってきたから。


4歳の時にその音色に魅了され、小学校では演奏を学び、中学生で母上がコイツを出会わせてくれました。

色々あって音大には行けなかったけど、奏者ではなく裏方に就きました。

今では考えられないくらいに一生懸命働いてました。

憧れていたレッスンの先生と再会し、恋に落ちました。

裏方で頑張っている事を昔からの関係者みんなが喜んでくれました。

しかし一生懸命働いているのは演奏家になれなかった足掻きではないかと考え出すようになってしまいました。

そんな中、先生と別れました。

全てがガラガラと音を立てて崩れました。

子供の頃からの思い出のホールでの仕事。大好きな音楽を扱う仕事。とんとん拍子で全てが繋がっていると感じていたのも束の間でした。

同級生の裏方をしだすと、「足掻きでは」の考えが膨らみ続けました。裏方とはいえ音屋という立派な仕事。

だけど、先が全く見えず、思い切って7年続けた仕事を辞めました。


またその仕事に就くことは無いけど、ずっと何かしらの柵がつきまとっています。


良い加減、整理整頓します。

昔好きでこんな仕事やってました。って、それで良いじゃないか。



もう大丈夫です。

別に捨てるワケじゃなし。

またこんな風に思い悩みながらも一生懸命できる何かと出会えたら良いなぁって思います。



そして、いくら私の色々が詰まっているにしても、楽器はやっぱり誰かに奏でてもらうのが生き甲斐なので、生き生きと出来る所へ渡って欲しいと思っています。

今ネットオークションに出品しています。




お母ちゃんごめんね。。。

そして有り難う。