がん患者のみなさん以上に周りの人がステージを気にする。
カテゴリーわけなだけでそれが予後を完全保証するわけではない。
もちろん、ステージ1・2 など初期で見つかった方が生存率は高い。けれどもステージ1で見つかっても数年後、残念ながら転移する方もいる。これは本当に人による。
リンパ節転移があるかないか、が重要な指標だったりするけれども、してない、と判断されても乳がんは特に全身病と呼ばれていてどこに潜んでいるかはわからない。
ある方からお手紙を頂戴した。
初期で見つかって、骨転移を2年後にされた方。
でもこの方がすごいのとお医者様が素晴らしいのは、骨転移だけでは即いのちにはかかわらないので適切な治療をすることをきちんと話し、この方も受けいれている点だ。
そして、伝えたい思いがあった。
50歳のとき、人間ドックに行き、2回目は2年後。
3回目忙しくて申し込み忘れて・・・自分でしこりに気づいて受診したときには大きくなっていた、とのこと。
地方に住んでいると病院に通うのは一日がかり。マンモグラフィもいつでも受けられるわけではない。
だからこそ、日々の自分の身体を確認することをちゃんとしてほしいという思いだ。
もう少し早ければ、本人の想いはもちろんある。
今、主治医からは治療が増えて、適応となる薬がたくさんあるので見ながらやっていこうと励まされている。
治療ができることは幸せなこと、彼女はそう結んでいた。