北海道ではがん患者の連絡会、

全国ではピンクリボンアドバイザーのがん教育など様々な機関が正しい知識をとがん教育が進められている。

 

私はそれらの組織で資格や学びを得て、個別にご依頼をいただいたところでオリジナル案を制作してがん教育に伺っている。

もう講演含めると30回を超えている。

 

中でも3年続いているのは学習院女子大学での講義。

主に、メディアリテラシーの点と女性活躍のダイバーシティと織り交ぜてお話をしている。

 

そうすると、ご家族やあるいはご自身ががんにり患している方に接することが多い。

もちろん言葉は選ぶが、映像を見せるとそのリアルさでいろんな事態が起こる。

 

いまだがんイコール死なのだ、という学生もいる。無理はない。

私自身も父をがんで亡くし、そう思い込んでいたのだ。人間にはタイミングがあり、なかなか一筋縄ではいかない。

 

私自身は5年、生きている。ただ最初の瞬間のことはもちろん忘れられない。

震えるような思いはした。

 

でも今思うのはがんにはならない越したことはないのだけれども、がんになったからといってすべてをあきらめる必要はない。

 

でもちょっと我慢しなくてはいけないことも目標を変えるべきことは当然ある。

 

できなくなったじゃなくて、これならできる、を見た方がいいのではないかと精神科の先生はいう。

 

自分自身にも他の人にもここまでじゃないとダメ、という期待しすぎてはいけないというところだろうか。