がん教育について・ピンクリボンポスター騒動に思うこと。

 

以前、Abemaプライムに出演させていただいて当事者の気持ちを述べさせていただいたことがある。

 

まだまだ言い足りない感ともやもや感があるのでお付き合いください。

壁をまた乗り越えなくてはいけない、正直、そう思いました。

 

過去を掘り返すようですが、ピンクリボンフェスティバルへのポスター。

番組の中では「ガラポン」の当たりはずれにされてしまったのが残念とコメントしました。

 

対がん協会からの回答によると、患者さんも5段階の審査の中には入られていたようですが、

広告でインパクト・デザイン重視で選ばれ、その声が生かされていなかったのではないかと思います。

番組内ではスルーした、という表現でしたが、必ずしもそうではないのではないかと思ってます。

 

ストレートなつまらない表現しかできなくなる、という声もありました。

表現の制限がこのままだと出てしまうと。炎上しちゃうから、何もできなくなることへの懸念が

出ていましたが、本件は想像力に欠けており、それ以前の問題だと私は考えています。

 

デザインかわいい、そのくらいの確率なんだと製作者の思い通りに受け取った方も

いらっしゃったそうなので、壁は作りたくはないけれど

り患者やその経験のある家族が思う

がんというものに対する考え方、とらえ方・・・とそうした経験がなかった人との

差があったというしかありません。

 

検診だけでなく、がんそのものを知ってもらう がん教育がやはり必要なんだと思います。

 

これからのピンクリボン活動の在り方についても話が及びました。

 

日本のピンクリボン活動は、企業に支えられています。数多くの企業が尽力され、

検診率を上げるための一定の効果はあったと考えています。

 

検診だけではなく、がんそのものを知ってもらう活動、そしてそれを進める中で

がん患者さんを支える活動につながるようにシフトしていくべきではないかと思うのです。

 

もちろん企業としては9人に8人のほうがターゲットになりやすいのは理解できますが

10月のピンクリボン月間に売られる商品が患者会の活動資金になったりするアメリカのように

増え続ける患者さんを支えるものであってほしいと思います。