がんと診断されたばっかりのとき、、もしかするとその後もそうなのかもしれないけれどもよく聞く言葉は・・・

 

『どうやって聞いたらわからん』

 

乳がんだけでなく、がんはひとつではない。

 

その方のがんの性質や大きさ、できた場所、そしてご本人の状態によって治療は組み合わせられる。

 

乳がんの場合は放射線するのしないの?リュープリン打つの打たないの?など私はやってないけど、あの人はやっている、ということで悩んでしまっているひともSNSでよく見る。

 

まずは主治医に聞く、が大事だ。メモは必須。

 

私はいつも動画を撮っているので見返している。事前に質問事項を紙に書いて持ち込むことも有効だ。私がさらに大事だと思っているのは、前回から今回までの自分の調子を整理しておくこと。

 

 婦人科で漢方薬を受け取っているのだが、どれを飲んでいたときにどんな症状が改善されて、どの薬だといまいちだったとか。ひとつひとつが次の薬選びにつながり、結果的に微妙な関節痛の改善につながった。治療は長い付き合いだからこそともいえるが、自分の身体との対話でもある。

 

 治療は納得感だと思う。母は抗がん剤を勧められたが最悪の結果もきちんと分かったうえでしなかった。今ピンピンしているのはある意味で奇跡だったりもする。私は抗がん剤治療を念のためやりたかったのだが、主治医はデータを見て不要と判断した。自分がどういう暮らしをしたいのか、どう生きていきたいのか、が大事だ。

 

 最近では旅行にいきたいので抗がん剤の時期を調整するなんてことをしている方もいる。副作用の出る時期がある程度わかるタイプの方に多い。子供の運動会に行きたいとか。長く付き合う病だからこその配慮だろう。