辞める前に一呼吸が大切。

 

がんと診断された・また治療が始まった・休まねばならない そんなとき、お金はどうする? 仕事はどうなる?と不安が募る・・・札幌で活躍される2人の女性社会保険労務士にいざというときのために備えたいお金のコト・まだもらえる 知らないと損する話などなど知っておきたいことを聞いてみた。

 

 

 

 

障害年金を専門にしている社労士、佐藤恵先生に伺った。

 

佐藤先生『年金は年をとってからもらう、というイメージがある方も多いかもしれません。年をとってからもらう年金は老齢年金。そして家族が亡くなったときに残された遺族に出るのが、遺族年金。一方で病気や障害などになったときに働くことや日常生活に支障があるときに出るのが障害年金、です。』

 

私たちのような患者含め、ご親族なども突然の予期せぬ事故や病気によりいつまで働けるのかな、病気の進行はどうなってしまうかな、仕事はどうしていこうかな、このあと生活どうしようと悩むことがあるのではないだろうか。実際にこんな場合で受給できる可能性がある。

 

たとえば脳梗塞や脳出血のような脳血管疾患の後遺症の方、心臓にペースメーカーを入れた方、人工関節を入れた方、人工透析の始まった方、うつ病等の精神疾患と診断された方などだ。

 

佐藤先生『実は意外と知られていないのが”がん”でも障害年金の対象になるんです。もちろん”がん”と言われたから、すべての皆さんが障害年金の対象になるわけではないです。すべてのご病気・病名がついた時点で出るわけではなくて一定の基準によります。』

 

つづく