一年半後にまさかの再発

 

卵巣がんのユキさんのお話

 

『最後の治療から1年半後、去年の8月に再発、横隔膜と骨盤周りでした。腫瘍マーカーがあがってきていたので、抗がん剤5クールと分子標的薬も1年やって再発防止の新しい薬を飲んでいました。』

 

効果があり、一度がんは消えていましたが、再びの経過観察から7か月で再発。また横隔膜に再発していて、肺、肝臓まわり、(肝臓には入ってない)今は2回めの再発治療、ということで抗がん剤をやっている。

 

ユキさん『夜遊びもお酒も飲んでました。乗り越えたなと思っていたら、またなるんだ、と思って。完全になくなることはないから、またそのたびに治療して、という形になる。再発しては休むの繰り返し、5回とかの人もいるそうです。そのたびにかつら、、ウイッグを付けるので、何年かつら生活か・・・。』

 

最初にがんが見つかったときは仕事はアパレル関係。がんとは伝えなかった。感染症のリスクもあるし、肉体労働。体調不良から”そんなんでできるの?”とか”辞めた方がいいのでは?”と心配されたそうだ。かつらにもなるし、言われる度に無理なんじゃないかと思って退社を決意。

 

その際、店長などには詳しく言わず、、察してほしい、一身上の都合ということで辞めた。がんであることは周りの誰にも言えず、1年半は仕事をしていなかった。

 

『治療がひと段落して、別の会社に入り、現在も仕事にしているWEBデザインの仕事を始めました。しかし、非常にブラックで小さい会社。上司も気づいたらいじわるで、ストレスためながらやっていました。病気も打ち明けて入っていたこともあり、給料も激安だったんです。自分ができないことがあると泣いて頑張っていた。社長に逆らっている人がいなくて、頑張るのが当たり前だった。』

 

ひどい話だ。