Wさん『告知は母と一緒、家族にはLINEで伝えました。親戚ががんで亡くなった父はドキドキしていたようですが、心配とは出さなかったです。』
職場には伝えていたので周囲にも公表したほうが楽かと思っていたそうですが、ご両親は”田舎なので人に言うのは待ってほしい”と言われたそうだ。
Wさん『母に、”がんというのが恥ずかしいの?”と聞いたらみんなにこの食べものいいわよ、食生活きちんとしなさい、などと色々いわれるのがパニックになる。あおられる気分になる、ドキドキしちゃうと。』
理解不足あるある、だ。 地元の友達4人にはがんであることを伝えましたが、少し距離が出た。
『抗がん剤が終わったころには元気になってよかったね、と。だからもうがんの話はいいよ、という雰囲気になって、それ以来、話していない。』
この日以来Wさんはがんの話は病を持つ同世代の子たちとしか話をしないと決めた。 聞いてくれるタイプの方、聞いてしまうとドキドキしてしまう方、聞くのがはばかられて話題をそらす方、何気なく聞き流してくれる方、本当に人それぞれ。友人にどう話せばいいか、と悩む方が多いのがわかる。