妊孕制の話

 

まどーんさんとの出会いは、手術終えて2か月後、会社のまつりでのステージイベントの楽屋。この前日に放送した、ピンクリボントークのイベント紹介の番組を見たまどーんさんがお手紙をくれ、読んだ瞬間、そのまま会いにいった。突然で驚いたが、うれしかった!『私だけじゃない!』と。

 

 そこに同封されていたのは若年性の乳がん患者さんのコミュニティ、ピンクリングのチラシ。まどーんさんから北海道ブランチの代表である、つぼみさんにつながり、様々な出会いとなったのはこれまで書いていた通りだ。

 

 まどーんさんが乳がんと診断されたのは妊活中だった37歳。ホットヨガに行っていて、シャワーでしこりに触れて不安になったことから。しかし、病院も混んでいて予約がとれず、放置して2か月目で決心して病院にいったらあれよあれよとあっというまに手術まで行ってしまったと当時を振り返る。

     

 乳がんと診断されたあとは、『これまで見えていた景色が変わってしまった』ようなそんな気持ちだったという。

 

まどーんさん:『まず生きられるのか、お金どれくらいかかるのか。2011年に東日本大震災があって、(夫は)大工なので復興支援にいっていて、しばらく妊活ができず、その後、2017年に乳がんがわかったんですけど、子どもをつくることできなくなる、妊活もできない、こどもを今後産めなくなる可能性が大きくて悩みました。』

 

 『夫に、離婚しようと言ったのです。でも夫は”治療優先でそのあと考えれば”と言ってくれて、思いとどまりました。37歳のり患で治療すると(最低5年はホルモン治療続くが、妊娠しようと思えば不可能ではないが標準治療を中断するのは不安で)難しいのではないかということで違う楽しみをみつけていきていこうと話しあいました。』

 

 まどーんさんはご存知の方も多い、天才ドラマー、よよかちゃんのファミリーバンド、かねあいよよかのサポートベーシストです。

 

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