今、まさに高濃度乳腺や高リスクの方をどう身体に負担をかけず、破たん寸前といわれる健康保険も負担にならず、命を救うのかが議論されている。検診へのデメリットを叫ぶ先生も多く、要再検査が増えてしまうことで、不必要な心理的な心配や生検(針を刺したり、組織を抜いたり)の負担もどう考えるのかも重要。

 

 私は左はすぐに確定したが、右は針生検だけでは確定せず、麻酔下で組織を抜くことをもう一度しないと確定できない、という経験をしている。

 

さらに、『血中マイクロRNAがんマーカー』の臨床試験が始まっている。

 

 血液中マイクロRNAがんマーカーって何?かもしれないが、血液によるがん検診だ。

 

 血液検査によるがん検診は、手軽で受ける方の負担も少ないことからその開発が期待されている。安くて、安全できちんと判断ができるものなのかどうか、既存の検診と合わせて検証するものだ。乳がん検診での応用を検証する、3000人対象の大規模臨床試験が始まっている。北海道でもその臨床試験が行われている。

 

 対がん協会で検診を受ける方が対象だが、あくまでも現行の検診の他に行われるもので結果が知らされることはない。それでも結果が出れば、負担少なくわかる時代が来る、ということにつながる。

 

血液だけで、〇〇だけで、など、どんどんリスクをなくして見つけるような検査も出てきている。

 

その検査をやる意味も、結果をどう考えるかも正しく皆知るべきだ。

 

早く治療すべきか、悪さをしない命を奪わない乳がんなのか、なども将来的には判断できるのではないかといわれている。

一日でも早くを望む。