『阿久津さんの乳がんの闘病生活、テレビに映る等身大の姿が、同じ乳がんを患う人達、その人を支える家族、友人をどれほど勇気づけたことでしょう。

 

私もこれほどリアルに乳がんを伝えた番組を今まで見たことがありませんでした。

 

 

 

私は、今から13年前、27歳の時に乳がんを患いました。

 

ステージ2A・Her2陽性・ホルモン受容陽性で部分切除、再発防止のためあらゆる治療を行いました。幸いにも分子標的薬がちょうど保険適用されて間もない頃に治療を受けられたことが大きかったのかもしれません。

 

若年性乳がんは、結婚や出産、仕事、金銭面など今後の人生であきらめざるを得ない事が増えると考える人が多いかと思います。私もその一人でした。

 

当時は今ほど、SNSも発達しておらず、こうした不安を自分で解決するしかありませんでした。幸い、教師の仕事は一度は退職しましたが、その後再び専任教諭として働くことが出来ました。

 

そして昨年、縁あって結婚し、今年5月に第一子となる女の子を出産しました。手術した乳房からは母乳は出ませんが、もう一方は順調に母乳が出てくれているおかげで、ミルクとの混合乳で育児が出来ています。

 

この13年、苦しいこともありましたが、乳がんにならなかった自分は想像がつかないです。

 

乳がんとともにある人生も悪くないと思います。もちろんすべての人が私と同じように行くわけではないし、この先再発がないとは言い切れない状態です。

 

しかし、私も阿久津さんのように、自分の体験が誰かのお役に立てればと思いメールさせて戴きました。』

 

 30代、40代、50代前半までの声が圧倒的に多い。ひとりひとり違うけれど、そのひとりひとりの経験が何かの役にたつと思い綴ってきた。がんと就労、というのは非常に大切な問題。今年は力をいれていきます!