乳がんは一つではありません。

私が作ったドキュメンタリー『おっぱい2つとってみた 46歳両側乳がん』の"隠れ"テーマです。

 

私自身は両側乳がん、5%程度しかいない同時性両側乳がんのはずなのですが、このブログや番組、イベントを始めると私も!という方がつながってくださっています。

 

私は両方の胸のがんのタイプは一緒だったのですが、違う人もいます。

 

友人の中には両方が違って、治療がフルコース(ホルモン療法・分子標的薬・抗がん剤)になった方もいます。

 

私はホルモン受容体陽性でHER2陰性で、いわゆるルミナールタイプです。

 

そのルミナールタイプのホルモン療法でも飲み薬だけの人もいればリュープリンのような卵巣機能を止める注射も一緒の方もいます。

 

さらに、この2021年4月からBRCA1・2という遺伝学的検査も始まりました。

 

家族性遺伝性乳がんの方の一部が陽性になるそうですが、BRCAルミナール、のような呼び方がされる時代が目の前だそうです。

 

最初の診断時にBRCA(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)とわかれば片側の予防的切除も保険適用になります。これが2019年の8月に適用になっていれば、手術を受ける前に保険適用で検査を受けられたのにと思います。

 

私はもともと両側だったことと、母が乳がんということで、可能性が高く、もしもBRCAだったら、乳房内の再発が高まるので医学的には温存は推奨されていません。可能性だけで手術をしなければならないのもなんなのですが、検査ができなかった以上、そもそも命を守るには、もう全摘するしか最初からなかったわけです。

 

【すでにBRCA検査は始まっていましたが、再発時のコンパニオン治療薬を選ぶときにしか保険適用ではありませんでした。それだけいろいろ進化している】

 

手術の前日にインプラント(人工乳房)も使えなくなったので違ったら、その瞬間に温存も選べたのですが、まさかのBRCAであることを考えると・・・。

 

海外などの文献によると両側の場合は全摘した方が生存率が高いということを読んでいたので、あの一瞬に選ぶしかなかったのです。

 

 

 

乳がんといっても人によって治療法も経過も違う。個別化医療の時代。一日でも長く生きていれば、次の治療法が出てくる、という時代ともいえるそうです。

 

 知ってしまったので私、遺伝学的検査を受けようとカウンセリングを申し込みましたがコロナ渦で延期になりました。治療も延期になっている方もいました。その後受けた検査の結果は・・・まだ今度。

 

とにかくがんになるとお金がかかる。。。そんなお話をします。

10月9日(月)午後2時からオンラインにて。再発でも入れる保険なども出てきます。