私が乳がん取材を始めたきっかけはひとりの女性との出会いだった。

 

再検査のためにいった乳腺クリニックの待合室。

私も当時20代だったので同じような若い子がいるな、と思っていた。

それが21歳で乳がんになり、治療中だった女性だった。

 

 

 

彼女を7年追いかけ、残念ながら結果亡くなってしまうのだけれども彼女がつながった人たちとつむいだドキュメンタリーに仕上げた。それが15年の時を経て放送されることになった。10月4日の夜23時から放送。

 

彼女はお母さまを卵巣がんで亡くしていて、いまであればHBOC(乳がん卵巣がん症候群)ではなかったか。いまそうであれば治療の選択肢が増えているので残念でならない。

 

彼女の言葉『乳がん患者は生きづらい』というのが私の活動の原点だ。

 

なんとかできないものなのだろうかと思っている。

 

 

 

10月9日(月)午後2時からは生配信(またはリアルで)ご覧ください。