ときどき猫、なので、うちの愛猫くんたち。

エスプはんとラテはんです。ふたりあわせてコーヒーズ。

この子たちは保護猫ちゃんで兄弟。乳がん手術のあと、しばらくたってからご縁があってやってきました。

 

彼らは人の上を平気でのってきてジャンプ!胸をけられたことも多数。お構いなし。

でもそれがなんだかいやじゃないのは・・・猫バカですね。

 

 

  乳がん手術は合宿だ!

 

病院の生活は規則正しいです。
朝は7時に起きて検温。
ごはん食べて、回診があって・・・
昼ごはん食べて、午後3時にリハビリ体操があって
夕ご飯食べて寝る。これの繰り返しです。

なかなかつらいのが体が自由に動かないこと。
内臓系の手術をしているわけではないので
すぐにごはんは食べられますが、胸やリンパ節を切っているので
ドレーン(廃液の管)がお友達です。

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何をするにも...邪魔

私は両側だったので、たすき掛けにして常に一緒にいました。
ほんのちょっとトイレにいくのも必ずたすき掛け。
軽いプラスティック製の器なのですが地味に重い。
しかも、何をやるのも邪魔。
歯磨き・顔を洗う・髪を洗う・・・全部邪魔。
全部腕をぐるぐる動かそうとすると手術跡は痛むし、可動域も狭い。
お風呂に入れるのはまだまだ先なので体もふけないので
看護婦さんにお手伝いいただきました。


(数日後からはノックのように自分でやって、って言われますけど、(笑))
 

手術したんだ、ということを思い起こさせます。

最初の5日間くらいは熱も下がらないし、痛み止めをいつまで飲むのかという恐怖。
痛み止めを飲んでも飲まなくても変わらないからやめた!という
他の合宿中の患者さんの声を聞いて、6日目からはやめました。
正直ほんとに変わらない。痛い場所も毎日違うし、胸のハリも毎日違う。

胸のハリは術後、いま5カ月ですけど毎日違います。


一番固かったのは2か月目くらいだったと思います。個人差もあると思いますが
今はだんだん柔らかくなってますが腕から指先にかけて毎日チクチク痛い、です。

手術後ではリンパなどが腫れ上がるリンパ浮腫に・・注意しなくてはいけないので
荷物なんて持てませんし、腕をちょっと使うだけでダルい。
携帯電話でメールすることすらだるい。。
でもあと数日で退院したら全部自分でやらなければならない。
リハビリも大切なノルマ、なのです。

 

胸といえば、5日目くらいに傷を見るように言われました。
家に帰ってから一人で見られずに、精神的に不安を抱えたり、
ショック受ける人が多いそうです。


なので、この病院では入院しているうちに一度見てもらう、と。

私はショックはショックでしたけど、想像よりはマシでした。
先生が一生懸命やってくださったんだな、というのはわかりました。

胸の傷のお話、合宿の夜でもみんなでお話しました。


見るように言われてようやく見れた、とか、見れずに明日にした、とか。

術式やがんの場所によって、乳頭があったりなかったり、皮膚も残っていたり
なかったり、傷も縦だったり、横だったり、斜めだったり・・・。

 

温存の方は乳腺もある程度残っていますが
それも元の胸の大きさを考えると左右差も出て、体のバランスが崩れる、と。

私は両側で両方失ったのでバランスは狂いませんでしたが、
ぺったんこ過ぎて、これまで乳腺ってちゃんと体をサポートしてたんだなと実感。

 

ちょっと説明が難しいのですが、ドッチボールとか前から来る人にぶつかられたら怖いと。クッションがないので、直で骨(若干筋肉)なので・・・。恐怖感あります。

 

胸帯を手術後はしているので、入院中はなんとなくカバーされてますが
私の場合は横にある傷も痛いので、何もほんとはしたくない。
寝返りすら苦痛。。

 

合宿トークでも、退院したらどうやってこれまでの下着を使うのか
新しい下着は何がいいのか?パットはどれがいいのか?
みんなでgoogleサーチしながらあれやこれやと話しました。

とにかく縫い目が傷に響くので縫い目のない下着を探さねばと今愛用しているのはG社の乳がん患者さん用のものとか、U社のリラックスブラとかです。


これも合宿トークでみんなで見つけたもの。胸の傷も人によっては化膿したりと大変です。
きれいに治ってほしいけど・・・そのためのテープも買わねばなりません。
これも貼り方によって、シワシワになったり、化膿したりします。
いかにかつ、自分の傷を見て悲しい気持ちにならないようにするか・・・。
入院治療費だけではなく、いろいろ物入り、になってしまう患者です。