心のボーダーを越えるパスポートを貰って


そのパスポートが埃をかぶるくらいまで放置して


そこに罪を問うとしたら


『保護責任者義務違反』かな? 


そんな罪を繰り返して、自分はきっとロクな死に方しやしない。




押し寄せる波が怖く感じる


だけど、一回踏み出すと足をさらわれている心地よさに包まれる


そこに身をゆだねていようとしたら


急に溺れそうになって必死に逃げた


だけど、本当はそのまま飲まれたらもっと心地好いのに。




溺れちゃえばいいのに


そのまま、楽になっちゃえばいいのに。


それが本当は望んでいることなの知ってる。





手を見てるだけ、


だけど、本当は別のものを見てる


それが何かというと


もっと広く、深く、大きなもの


目に見えないから、別に目がある必要なくて


だから、手を見てるだけ


それで十分


それが見るために必要なことなんだよ


でも、本当はみたいんじゃなくて


本当の理由は宙にだけ、無言で伝えてる。