~声をかけて欲しい~
施設で働いていたときの話
行事、散歩、買い物
「一緒に行きませんか?」
何に声をかけても
「行きたくない」
というAさん
・・・
「私は目が不自由だから
参加しても分からないの」
という理由だった
・・・
職員も
目が不自由だから悪いしね
いつも行きたくないって言うし
だんだん声をかけなくなり
・・・
ある日Aさんは
寂しそうに
ちょっと怒って言いました
「私は声をかけて欲しかったの」
行く行かないではなく
真意は
「行事があるかないかという話を聞きたいし、自分に声をかけて欲しい」
ということだった
返事がどうせマイナスだから誘わない…
私達は狼少年を見る村人になってしまっていた
・・・
「行事の際はAさんに声をかける」
(参加の有無は問わない)
というケアプランを作成し
方針を立直した
すると
Aさんは
たまーに参加するようになった
笑
(多分お付き合い)
目的を参加にこだわってしまい
大切なことを見落としていた
「耳での情報を伝える」
「声をかけて対話をする」
Aさんに必要だったのは
情報
コミュニケーションだったのだと✨