社長の奥さんの癌。
奥さんは腰痛持ちで、調子が悪くなると整骨院へ行っていた。ある日、支払い準備の打ち合わせに自宅に行くと横になっている奥さんがいた。2、3日前から胃が痛くて腰も痛くて…整骨院へ行ってもよくならないのよ。と…私の末娘のお母さんが、卵巣がんで亡くなった経緯を奥さんに話をして、病院に行ってくださいと説得しました。以前、町の健康診断へ行きましょうと誘っても、私は健康だから!!と聞く耳を持たなかった奥さん…そうね、行ってみようかしら…おーーー!!行く気になってるどこの胃腸科に行きますか?との私の問いかけに、とりあえず近くのクリニックにするわ。と…なんでと思ったけど、行く気になってるからいらん事言うたらあかんクリニックでは、検便して終わりでしたが、潜血反応が出たので、大きな病院に行ってくださいと言われ…隣の街の病院に行って検査をした結果大きな胃潰瘍が見つかりました。胃潰瘍でよかったね。と安心していたのに胃潰瘍が治っても潜血反応がでるので大腸の検査や全身のCT等、精密検査をしました。下剤の液を飲むの、めっちゃ嫌がってたなぁ…数日後…検査結果を、担当のお医者さんにパソコンの画面を見たまま宣告されたと…廊下には付き添って来ていた社長も居たのに呼ばれもせずに、奥さんの顔を見ることなく、奥さんに癌だと…肝臓に転移しているし、大腸癌の場所も難しい所なので、ここでは手術できない、延命しかできないと言われたと。娘さん達は、民間療法を試してみたいといい漢方薬のえらい先生の所へ行ったり、セカンドオピニオンで、大阪の癌センターへ行ったりしたけれど、やっぱり手術はできないという結果でした。でも、娘さんの知り合いの方にサイバーナイフ?の名医の先生に紹介してもらうことができ、東京の病院へ行くことになりました。けれど、その先生にも手術ができないと言われました。でも、僕の知っている先生なら手術できるかもしれないと、別の病院へ紹介して頂いて手術することになったのです。難しい場所にあった、大腸と肝臓の癌も手術して取ることができました。後は抗がん剤治療で治療することになりました。月2回、1週間の入院で、東京まで治療に通う日々が何年か続きました。その時は、神様って本当にいてるんやなぁ…田舎の病院では手術できなくても、東京に行けば手術できるんやなぁ…って奥さんはきっと癌を治してしまうって、本当にそう思ってた。奥さんは、明るくて楽しくて、活発で友達もたくさんいた人でした。癌という病気が分かった時、私、癌なのよ…と、打ち明けられる友達がいない事に気がついたの。と、奥さんに言われたこの言葉が、今でも頭から離れない…あんなに沢山の友達がいて、旅行に行ったり、ご飯に行ったりしている友達がいてたのに…