理想の彼氏(The Rebound)
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演


巷では、加藤茶さんが45歳年下の女性と、堺正章さんが22歳年下の女性とご結婚された。
愛に歳の差は関係ない、という証明のような出来事だが、
歳の差を問題や高いハードルとして捉える意識自体がもしかすると古くなりつつあるのかもしれない。
ただ、歳が開いているということは生きている時間や歴史は確実に違うわけで、
その差は多くの事柄に影響する。
これをまさしくジェネレーションギャップというんだろうけど、
多分そこで一番問題になってくるのはやはり価値観だったり、物事に対しての意識だったり、
個人の精神論的な在り方だ。


その精神論的な部分を女と男の関係の中で表現した作品が『理想の彼氏』だ。
題名だけをみるからに、女々しく、吐き気をもよおしそうな映画を想像しそうなものだが、
コメディな脚本の中にも、とてもリアルな描写が所々に描かれている。
特に際立っていたのは、別れの後の年下男・アラムの成長の部分だ。
若さと熟女・サンディとの恋を併せ持って、自分らしい生き方を確実に着実に歩んでいく。
「自分の人生」を確立させた二人の再開場面には、熱くなるものが込み上げてくる。
恋愛は人生のスパイスで、メインディッシュになるものではない、
ということだろうか。



理想の彼氏(The Rebound)
監督・脚本:バート・フレインドリッチ
制作国:アメリカ合衆国
出演:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ / ジャスティン・バーサ
ケリィ・グールド / アンドリュー・チェリー
公開:2009年11月27日(日本)

STORY:
郊外に住む専業主婦・サンディは2人の子供と夫に囲まれ、幸せに暮らしていた。
しかし、長男の誕生パーティーのビデオに夫と隣家の婦人の情事が写し出されたことから、浮気が発覚。すぐさま離婚を決意したサンディは2人の子供を連れてニューヨークで新生活を始める。
新居を訪れたサンディらは、そこで階下のコーヒーショップに勤めるアラムと出会う。
就職が決まったサンディは、ベビーシッタ-をアラムに頼んだことをきっかけに、二人の恋が始まる。
40歳・シングルマザーでありながらもテレビ局で着々とキャリアを積むサンディと、
25歳・大学卒でありながらコーヒーショップで働き、親と同居中のアラムとの間に愛は育まれていくが・・・

評価:★★★★☆


akubi-xさんのブログ-理想の彼氏