翌朝、早起きして昨日の大会参加者限定・善光寺のお朝事へ。

善光寺ご住職兼サブスリーランナー、そしてトレイルランナーの清水さんが案内して

くださいます。久々に参加させていただきました。

 

仁王門前で善光寺の由来などをうかがった後、参道にひざまずき、本堂に出仕されるお上人さまから額にお数珠を触れていただき、功徳を授けていただきます。これを「お数珠頂戴」と言います。

 

この後、本堂で法要を見学し(法要の間、秘仏がいらっしゃる瑠璃壇を垣間見ることができます)、戒壇巡りも。

 

善光寺は塀も門もなく、24時間いつでもお詣りできるところ、特定の宗派がないところ、

女人禁制になったことがなく、伝統的に男性と女性が二人で座主を務めておられるところ、

すべてが広やかな仏の教えを体現しているように思えます。

 

「仏の教えを受けたら、それを自分が他の人に回し向けて慈悲を広めていく」ことが、

仏の「回向」の意味と清水さんに教えていただいて、深く納得。

こういう風にわかりやすく教えていただけると、仏教もすっと心に入ってきますよね。

 

 

ホテルに戻って朝食を食べてから、長野駅からバスで30分の松代へ。

 

 

松代城址、門と城壁が一部再建されています。

 
松代は真田家のお膝元。
真田宝物館を見学し、
 
真田新御殿へ。
 
35も部屋があって、さすがの風格。
 
庭も広くて立派!
 
こちらはお目付け役だった樋口家の住宅。
 
質実剛健さを感じます。
 
さらに質実剛健さを感じさせる、文武学校。
19世紀後半から、教育と武術の学校として使われています。
 
 
 
 
この学校、今なお弓術、剣術などの練習場として現役で使用されているのがすごい。
それだけに今もきりっとした空気があたりに満ちていました。
 
最後に行ったのが、真田家の菩提寺「長国寺」。
しゃちほこと六文銭がかっこいいお寺でしたが、受付に「少々お待ちください」と札が
下がり、閉まっていて中に入れない…。
10分ほど待ちましたが人の気配がなく、諦めて帰りました。
 
午前中の散策終了!
観光協会で借りた自転車を返し、協会から歩いて3分の日暮し庵へ。
 
今日のおすすめ「山菜5種の天ぷら」は山菜それぞれの爽やかな苦味やしゃきしゃき感が
楽しめました。
 
そしてとろろ蕎麦をいただきました。
今日も喉越しのよい、清涼感のあるお蕎麦で美味しかった。
 
松代は見どころがコンパクトにまとまっていて、歩きや自転車でまわりやすい。
私は歴史に超!疎いので真田ゆかりの場所を巡っても豚に真珠ではありましたがw、昔に
タイムスリップしたかのような街の雰囲気は十分に楽しめました。