レース終盤、残るは12.8キロ。

制限時間までの余裕は3時間20分ちょっと。

1番苦しんだAS3〜AS4までの11キロで2時間45分だったので、下り基調のコースを考えたら完走できる筈…てか、ここまで来たんだから完走するしかない。

 

後半のそれまでに比べると多少走れるコースではあったのですが、この区間の山場「鳳来寺山」のピークにぜんぜん行き着かないw。細かいアップダウンが多くて今度こそ頂上かと期待しては

がっかり、の繰り返し。ようやく着いた頂上は、苦労した割にふつーでしたw。

 

ここからは下り基調とスタッフに教えてもらい、がぜん元気に。

「このペースだと12時間切りは難しいかもしれませんね」と男子ランナーに声をかけられ

ました。正直フィニッシュのタイムにまで気がまわっていなかったのですが、がんばってみましょうと二人で走り出します。

 

13時間以内の完走はほぼ確実、残すところあとわずかと思うと気持ちもぐーんと軽くなって

「どこにこんなに足が残ってたんだろう」と自分でも不思議なくらい走れ、ここだけごぼう抜き。男子ランナーさんといろいろ話して、偶然来月の鯖街道ウルトラでご一緒することがわかったり、楽しいひと時でした。だんだん薄暗くなってきましたが、ライトは点けずにすみました。

 

いよいよ湯谷温泉街、すでにフィニッシュしたランナーさんが笑顔で迎えてくれます。

ところが。よーし、あと100メートル!と思ったら最後にちっちゃい上り坂があってそこで足が終わったw。男子ランナーさんに先に行ってもらい、よろよろと坂を上ってゴーーーール。

12時間は切れませんでした。

 

第二関門でリタイアしたあわびが迎えてくれました。石川さんにメダルをかけてもらえて

嬉しかったー。小心者でなにも言えなかったけど、「お守りのおかげで走りきれました」とか「きつかったけど楽しかった」とかほんとは言いたかったです。

 

先にゴールした男子ランナーさんと健闘をたたえあって、さあ、ビール! 屋台のおじさんがよくがんばった、とサービスしてくれたお肉の串といただいたビールがもうほんとうにおいしかった。

 

完走率は49%。

今回はなんとか完走できた私も、制限時間のプレッシャーはハンパなかったです。

しかも暑かったので、体調が悪くなってしまった人も多かったと思います。私も豊橋に戻ってからの夕食は、疲労でほとんど食べられませんでした。

 

きつかったけれど、スピードレースと我慢のアップダウンの二つの局面を体験できたのはいい勉強になりました。今だから言えることですけどw。

眺望や、カタクリ、山ツツジ、すみれの花も素敵でしたよ。

 

参加賞は地元名産のお酒。

 

そして後日、年代別入賞のご褒美でお米とバーをいただきました、ありがとうございます!