すみません、もう二週間も前のことですが・・・


インド映画、特にムンバイ辺りで製作される映画を「ボリウッド映画」と言いますが、二度ほど劇場で観た事があります。
『ムトゥ踊るマハラジャ』
『アルナーチャラム踊るスーパースター』
両作とも以前にも紹介したことのあるスーパースター「ラジニカーント」主演。
映画祭だったので、一回の上映。
そこにインドの方も大挙押し寄せて、はっきり言って怖い位の異様な雰囲気になってました。
そりゃ今まで全く日本に入ってこなかった自国のエンターテインメント映画が劇場で観れるとなると、行きたいですわなぁ。
しかも本国では会うことも出来ない女優さん(ミーナさん、マジで綺麗な方でした)まで来るとなると!
そして日本の映画ファンはインドの映画ファンに「映画の楽しみ方」を再教育されたのです。
燃えるシーンでは歓声を上げ、哀しいシーンでは泣いて、役者に声援を送って、歌が流れれば一緒に歌う!と。
劇場から出る時には映画ファン同士、怖い雰囲気は微塵も感じられませんでしたよ。
映画バカに国境なし。
インド映画には一本の中に何でもあります。
「アクション」「ロマンス」「コメディ」「クンフー」「ミュージカル」。
だから上映時間は3時間、4時間超えが当たり前。
そんなインド映画を2時間にギュッと凝縮したら、どうなるか?
これです。
英国映画ながらインド的技法で撮った
ダニー・ボイル監督作品、アカデミー作品賞受賞。
『スラムドッグ$ミリオネア/SLUMDOG$MILLONAIRE』
『スラムドッグ$ミリオネア』公式サイト
『スラムドッグ$ミリオネア』予告編
ロバートでニーロ
「彼は何故ミリオネアになれたのか?」
A/インチキだった。
B/ツイてた。
C/天才だった。
D/運命だった。
まずは観客にこの問題が出されて映画は始まります。
ストーリーはタイトル通り、
インドはムンバイに住む「スラムドッグ」で無学な主人公がどうやってTV番組『クイズ・ミリオネア』に出て、大金をつかんだか?というものです。
ハイスピードな成り上がり人生記、ハイスピードなおとぎ話です。突っ走ります。
ロバートでニーロ
とにかくロケと素人?役者さんがスゴイです。
勿論現地インド、ムンバイ現地ロケ、はっきり言って汚いです。ダニー・ボイルそんなウンコだらけの風景をバンバンと切り取っていきます。(インド作品ではなく英国作品だから見せれたんでしょうね)。
ロバートでニーロ
子役も可愛いとかでなく「狡猾」な目をしてるんですよ。
こいつらどこででも生きていけるな、言うくらいの。

はい、この位の予備知識で観に行きましょう。


今月観た映画が偶然かどうか「人生にオトシマエ付ける」という映画が並んでしまいました。
特にこの作品と『愛のむきだし』は、
「運命」「奇跡」「純愛」というキーワードまで一緒です。
そのハイスピードさ加減はやはり『愛のむきだし』に軍配が上がってしまうのですが。
この『スラムドッグ$ミリオネア』は丁度いいスピード出しすぎ感です。


【ちょっとネタバレ】
インド映画と言えば群衆ダンス。
まさか最後にあんなシーンが来るとは!!
そうです。またまたまた泣いてましたよ。
映画を観てないと単なるダンスしている人々ですが、映画を観てから観るときっと泣きますよ動画
ロバートでニーロ
で、答えは?
「彼は何故ミリオネアになれたのか?」
A/インチキだった。
B/ツイてた。
C/天才だった。
D/運命だった。
「・・・・・・・」
「ファイナル・アンサー?」
ロバートでニーロ
また御堂筋線のボリウッド映画ファンで大のラジニ・ファンのお母さんがいるキオスクに行かないと。
読んだのは10年以上前です。
読み返そうとしたのですが、見付かりません。引越しのドサクサで・・・
何で今かと言うと
帯の惹句は「世紀末のバイオハザード」です。
ロバートでニーロ
物語もだいぶん忘れているのでネットで拾いながら
「東京のベッドタウン、架空の街、埼玉県昭川市。人口8万8000人のこの街で、すでに撲滅されたはずの「日本脳炎」が発生する。しかもこの「日本脳炎」従来のものより高い発生率、死亡率を持っていた。」
この物語を俯瞰するのではなく、地べたから描くのです。
中央から離れた小さな都市であるが為に政府の動きも遅く、後手後手に回ります。
そこでジレンマに見舞われながらも、もがくのが市役所の一般職員であり、町医者であり、主婦なのです。彼らが自分の出来うる限りの等身大の活躍をします。
彼らがバイオハザードな状況と戦う「パニック小説」では無く、彼らが硬直した人間によるシステムと戦う物語です。
勿論緊迫した描写もありますよ。蚊から逃げないと・・・・

知らなかったんですが、これTVドラマになってたのですね。
『ウィルスパニック2006夏~街は感染した~』
でもネットで見ていると小説の肝である、なんでもない人の物語というのを止めてしまった、意味なしなものだそうで・・・・・
残念です。
夏の災厄 (文春文庫)/篠田 節子
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私はあります。
それが今週金曜日TVでやってた、
『サラマンダー』!
ロバートでニーロ
大阪で働いていた頃のある土曜日。
仕事が早く終わったので「最終回には間に合うな」と、今は亡き大阪・梅田の「三番街シネマ」に走りました。
チケット売り場でおねいさんに
「サラマンダー、大人一枚」
と申しますと、おねいさんの綺麗な右の眉毛がピクっとしたのを見逃しませんでした。
さらに劇場に着き、
モギリのおねいさんの綺麗な右の眉毛もピクっとしたのを見逃しませんでした。

ロビーは何だか寒い雰囲気。パンフ買うにも係りの方がいません。
果たして劇場に入ると・・・・・
ガラ~ンと!
通路後ろの真ん中の真ん中に座りましたが、意外に誰もいないと座りにくいものですね。

噂かも知れませんが、
劇場に誰も入らなかった場合、半分まで上映して中止するそうです。
この回は私だけの為に上映してくださっているのだと考えると、申し訳ないような嬉しいような気分になりました。
本当劇場の方にはご迷惑かけました。もしかして休憩できたかもしれないのに・・・・・

私、この映画大好きです。
これのポスター見た時の興奮は結構なものでしたよ。
ドラゴンの大群がヘリと戦ってるんですよ!観るしかないでしょう!

そして東宝宣伝部の伝統の邦題決定方法に従った素晴らしい邦題『サラマンダー』。
原題は『REIGN OF FIRE』炎の統治。
ロバートでニーロ
ちなみに東宝宣伝部によるヒットする邦題の掟は
①タイトルに濁点を入れる
②短ければ短いほど良い
③絶対に「ン」を入れる
(例】『サンゲリア』『サランドラ』『ランボー』『バーニング』『ガバリン』)
【「映画秘宝」参照】
ポスター見た時に想像してたドラゴンと近代兵器の死闘ではなかったのですが、
『マッドマックス2』チックな世界での人間とドラゴンとの肉弾戦はそれは楽しませてくれましたよ。
クリスチャン・ベールことチャンベールとマシュー・マコナヘイの無駄にスゴイ筋肉も見れますし。
なかなかお得です。
ロバートでニーロ
さてご覧になった方、
「あなたの心には何が残りましたか?」
って曜日違いですね(しかももう終わってもうた)
サラマンダー [DVD]
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