しかし、その世界を理解できたと思う。もっとも実際にはかなり奥深いのでまだまだ序の口なのだろうとも思う。
休憩を挟みつつも、七時間におよぶ上演時間は作り手も大変だろうが、観るほうも疲れる。昔のように出たり入ったり、食べたり飲んだりしていてはついていけない濃密な世界。
残念なことがあった。関係者だかタニマチだか知らないが、最後列と壁のあいだの通路に椅子を並べさせた女性ふたり。上演中ずっとしゃべったりがさごそして何かを食べたりしていた。休憩時間にはさっと姿を消していたが、楽屋にでも行っていたらしく自慢げに話していた。劇場の人間と思われる者が挨拶するくらい有力者らしいが、どちらもマナーは最悪。二度と行かない。
翌日、上演中に事故があった。二人で演じる馬と違いトリウマは一人。ただ肩車して歩くのではない。勇ましく走ったり、精根尽き果てふらふらになったり、危ないなとは思ったがプロだからなぁと思った矢先の出来事であった。翌日には復帰されたようだが無理をおしていることは間違いなかろう。止められないのはわかるが、充分な検証は行われたのか心配だ。
