信号待ちをしているとき、角の古本屋の店先にあるワゴンで「ミステリ百科事典」なる文庫本が目に飛び込んできた。手に取ると宮部みゆき氏と北村薫氏が帯文で大絶賛している。江戸川乱歩先生の著書(新版 探偵小説の 「謎」)を読んだなぁ、と思いつつ、それよりも新しく、一項目ごと完結する『事典』は通勤のとき読むのにいいと思い、さっと購入。間羊太郎氏を全く存じ上げなかったが、すごい! 巻末の著者についてや解説を読むとさらに色々ご活躍されていたことがわかる。
さて、これを読んで気になった本は沢山あったが積ん読派の私は取り敢えず一冊だけ、パット・マガー著/大村美根子訳「七人のおば」を取り寄せた。そしたら、ここにも北村氏の帯が・・・
古典的名著。トリックとか、謎解きとかというより人間模様。人間って残酷だよね、家族とか肉親とか言ってもときに裏切る(られる)よね、という話。飽きさせず一気に読んでしまった。犯人は途中で解ってしまう。それを抜きにしても面白い。
私が読んだものは2014年8月8日22版。1986年8月22日初版とあるから、恐らくこの約28年の間絶版にならずに読み継がれているのではないだろうか。