今日は6月30日。

 

曇天の中、明治神宮へ。

半年間のケガレを落とすため

「夏越しの大祓(なごしのおおはらえ)」に

参列してきました。

 

 

天上の雲をかき分けて

地上に降りた高天原の神々が

日本を立派な国にしようと努力するものの

人間たちが嘘をついたり、悪事を働くことで

罪やケガレを溜め込んでしまうため

自分たちで清められる方法を伝えたのです。


それには神事を行い「祝詞」という

お祓いの言葉を唱え

紙吹雪を浴びて洗い清め

布を裂いて贖罪の気持ちをあらわすこと。

 

 

ということで、列をなし

黒い漆塗りの浅沓(あさぐつ)で

玉砂利を鳴らしながら

祓舎に入った神職の方々が、大祓詞を唱え

切幣(きりぬさ)を自分にかけたあと

参列した私たちにも浴びせ

白い布をいく筋にも引き裂くことで

溜まりに溜まった半年間の罪やケガレが

すっきりと清められました。

 

 

この儀式により、天上の神々は天の磐戸を開き

地上の神々は山々に昇り、人間の様子を見下ろし

願いを聞き入れてくださるといいます。

清められた罪や穢れは

高い山から早瀬を流れ落ち

大海原へ押し出され

海底深くに沈められ、最後には

根の国・底の国という

地下の国へと送られてしまうのです。

 

 

今年は祝詞の途中からポツポツと

雨粒が落ち始めました。

傘が必要ないくらいのギリギリな量。

なんだか物理的にも清められた気分です。

 

 

最後におみくじを引きました。

明治神宮のおみくじ「大御心」は

吉凶を占うのではなく

明治天皇・昭憲皇太后の読まれた歌が

示されるもの。

 

この夏は二十九番・明治天皇御製「水」でした。

 

器にはしたがひながらいはがねも

とほすは水のちからなりけり

 

柔軟に形を変える水でも

時には硬い岩石をも突き通す

驚くべき力があるもの——

 

私はホロスコープ上で土のサイン

=乙女と山羊に天体が集中していて

安定感や堅実性はあるけれど

融通が効きにくいところがあります。

そんな岩盤のようにガチガチになったところに

水は思ってもみない道筋や

穴を開けてくれるもの。

 

水のサインは、蟹座・蠍座・魚座。

いま太陽・金星・水星が蟹座にいて

魚座には土星と海王星がいます。

この星々の声をじっくりと聞いてみよう…

 

 

7月6日土曜日には、月も蟹座に入り

「新月」が起こります。

 

地上も天空も、水があふれんばかりの季節。

星々から聞いた「明らめるポイント」を

お伝えしたいと思います。

 

また、のぞきに来てくださいね。