[東京 20日 ロイター] 白川日銀総裁は20日、日本の金融システムについて「国際金融資本市場の緊張の持続や内外経済環境の悪化が、有価証券関係損失の拡大や信用コストの高まり等を通じて金融仲介機能・金融システムの頑健性の両面に影響を及ぼしてきている」と厳しい見方を示した。
信託大会でのあいさつで述べた。
日本経済の現状については、1)海外経済の悪化により輸出が大幅に減少していることに加え、企業収益や家計の雇用・所得環境が悪化する中で、内需も弱まっている、2)金融環境は、コマーシャルペーパー(CP)・社債市場の発行環境は改善しているものの、資金繰りや金融機関の貸出姿勢が厳しいとする先が増加しているなど、全体としては厳しい状態が続いている──ことを背景に「大幅に悪化している」と指摘した。
先行きに関しては「今年度後半以降、国際金融資本市場が落ち着きを取り戻し、海外経済が減速局面を脱するにつれて、日本経済も持ち直し、物価の下落幅も縮小していく」とのシナリオを維持。「実際、このところ、内外の在庫調整の進捗を背景に、輸出と生産の減少テンポが緩やかになる兆しがみられ始めている」と具体例を挙げたものの、「世界的な金融情勢や海外経済の動向、企業の中長期的な期待成長率の低下や金融環境の厳しさなど、下振れリスクがある」と警戒姿勢も崩さなかった。
信託大会でのあいさつで述べた。
日本経済の現状については、1)海外経済の悪化により輸出が大幅に減少していることに加え、企業収益や家計の雇用・所得環境が悪化する中で、内需も弱まっている、2)金融環境は、コマーシャルペーパー(CP)・社債市場の発行環境は改善しているものの、資金繰りや金融機関の貸出姿勢が厳しいとする先が増加しているなど、全体としては厳しい状態が続いている──ことを背景に「大幅に悪化している」と指摘した。
先行きに関しては「今年度後半以降、国際金融資本市場が落ち着きを取り戻し、海外経済が減速局面を脱するにつれて、日本経済も持ち直し、物価の下落幅も縮小していく」とのシナリオを維持。「実際、このところ、内外の在庫調整の進捗を背景に、輸出と生産の減少テンポが緩やかになる兆しがみられ始めている」と具体例を挙げたものの、「世界的な金融情勢や海外経済の動向、企業の中長期的な期待成長率の低下や金融環境の厳しさなど、下振れリスクがある」と警戒姿勢も崩さなかった。