15日の午後のことです。

どうしても広島の三次から千代田に行かなければならない用事があったのですが、先日の大雨で知っている車道はすべて通行止めでした。

八方塞がりで途方にくれていると、たまたま通行止めのところで会った方が、これから千代田へ行くからついてこいといってくれました。

濃い紫色の服を着て軽トラに乗った、おじさんと言うよりおっちゃんと言う言葉が合うような豪快な人でした。

おかげで、知らなかった道を通ってなんとか途中まで行くことができたのですが、その途中でうっかり勘違いしてそのおっちゃんとはぐれてしまい、再び道に迷ってしまいました。

その時、たまたま通りすがりに出会った工事の作業員らしきお兄さんが、千代田へ行く方法を教えてくれました。私が全く知らない道だったのですが、そのとうりにしてみたら見事千代田に到着することができました。

おかげで、大事な用事は無事に済ませることができました。



あの時、あの場所で紫のおっちゃんに会っていなければ、工事のお兄さんに話を聞いていなければ、絶対に千代田にたどり着くことはできませんでした。そして、大事な用事も果たすことができませんでした。

それなのに、お二人に十分なお礼を言えなかったのが、とても心残りです。

お二人がここを見ることはまずないと思いますが、いつか何かのご縁で感謝が伝わればいいなと思います。

本当に、本当にありがとうございました。

心から、感謝を送ります。




最後になりましたが、今回の大雨で被害を受けられたところが少しでも早く復興して、住んでいる方々が当たり前の日常に戻れることを心からお祈りします。

また大雨の予報がでていますが、これ以上大きな被害が出ないことを願っています。


どうか、日本の大難が小難に、小難が無難になりますように。