息子には、好きな人がいます。

彼女は、保育士さん。
美人でやさしく、そして、やさしい人です。

母である私は、精いっぱいに息子を応援します。
息子の恋い焦がれる人は、私からみてもすてきな人です。

息子よ、いい選択だ!

息子は、忙しい親に振り回され、かれこれ二週間も恋い焦がれる人に会っていません。

あいたい~

あいたい~

と、私に訴える息子は、恋する天使。

そして、今日、やっとのことで会える日がきました。

喜び勇んて出かける息子。
その左手には、彼女に捧げる贈り物がかたく握られている。
それは、息子の宝物、道端の石。

彼女のいる場所の扉を開ける。
胸踊る息子の表情は、緊張しつつも期待にあふれている。

しかし、
迎えにでたのは、彼女ではなく、男でした。

明らかに、不満顔の息子に、その男性は言った。

「今日、しおり先生、おやすみだよ~」

その言葉に落胆する息子を母はみました。


彼女は、息子が週一回通う保育園の保育士さん。
今日は二週間ぶりの登園日。
会えるのをあんなに楽しみにしていたのに、、、。

「しおり先生いないんだって。今日、頑張れる?」

追い打ちをかけるように言う母に、息子は、小さく「がんばれる」と呟きました。

息子よ、君の恋人、しおり先生に会えないこと、この母も、君と同じように悲しいよ!