ちょうどその日は福島原発の処理水の海洋放出が始まる日、私たち家族はそのあたりに来ていたので、導かれるように震災遺構の小学校へ足を運んだ。

近くの海岸も見てきた。

とても美しい浜辺だった。

目的地の小学校はここからわずか300メートルという近さ。そして、新しい堤防の低さに一同で驚いた。


福島には何度も来ているけれど、

今回が初めて東日本大震災のリアルを学ぶ旅となりました。

息子たち2人とも、

津波の被害を受けたほとんどそのままが残された校舎の様子や展示物などを時間をかけて真剣に見て回っており なかなか戻ってこなかった。


テレビで見るのと実際にその場所に行くのとでは全く違うと思った。


実際にその土地に足を踏み入れることで

その土地の記憶が蘇るというか‥

それを追体験したような心情になり、涙が出そうだった。

たぶん、ヴェルサスのアンダーワールドとか、追体験させる系のスタンドが発動したな。


2階のベランダ手すりの下と

3階への階段の途中にある津波到達点の表示。

本当に恐ろしいと同時に


その時ここにいた全員が無事に避難できたことを本当によかった、すごいと思った。

だって避難先の山はあんなに遠くにあるんだよ。

当時一年生の子もいたみたいだから、小さな足でどんなに大変だったろうと思う。



最後に、『たまたま東北だっただけ。』

とあった。


『たまたま東北だっただけ。いつでも誰でもどこでも災害に遭うかもしれない』ということをいつも心の片隅に置いて生きなければならないんだな

と思った。


床の崩れ落ちた体育館

もしこれが自分の母校だったら‥

そう思いを馳せるだけでも

意識が変わると思います。

それでも懸命に生きようとする命