ホリー・ジャクソン

「自由研究には向かない殺人」

( 2021年8月発行)

文庫本で571ページ!

1,400円!

話題の海外ミステリだったので買っちゃいました

ドケッチーズの皆さんゴミン🙏

 

結論からゆーと

1,400円も出すんだったら

571ページに費やした時間を考えたら

森博嗣さんの『すべてがFになる』

の続編を買えばよかった😭chi 9 show !

 

 

 

 

                            🐍

 

日本で“自由研究”というと夏休みの宿題を

思い浮かべるかたも多いと思いますが、

ここでいう自由研究とはEPQといわれる

“高校の卒研”に近い物らしいです。

つまり題材は自由だけれど、大学入試を

見据えたしっかりした論文を書けということ

 

主人公の女子高生ピップは、EPQのテーマに

5年前地元で起きた女子高校生失踪事件を

取り上げました。 ピップが当時の関係者に

インタビューをし情報を集めていくにつれ

失踪者や家族友人の別の顔がみえてきます。

 

・失踪者は生きているのか

・失踪者の殺害をメールで告白し自殺した

  恋人は本当は他殺ではなかったのか

  だとしたらその恋人を殺害したのは誰か

・インタビュイーは皆本当のことを言っているか

・ピップに、調査を止めるよう脅迫文を

  送ってきたのは誰か

 

物語は地の文とEPQ用作業記録から構成され

ボリュームの割に飽きない工夫がされています。

この構成、叙述トリックかなと頭をよぎりましたが

フーダニット系の普通のミステリでした。

犯人も引っ張る割にはそれほど意外でもなく

期待外れ

 

主人公は正義感にあふれているのですが

自分本位のやりすぎ性格には、好き嫌いが

分かれるところでしょう。

シリーズらしいですがオラはもういいかな~

予定調和嫌いには向かないミステリー

 

(了)